『秘密のケンミンSHOW』というバラエティ番組をご覧になられたことはありますか? 「芸術計画学科」??と思われる方、多いでしょうね。 話が少し逸れてしまいましたが、、、番組内コーナーで紹介されている大阪の出来事は決して大げさではなく、日常的に起きています(笑)。笑いの聖地とも言われるここ大阪に、皆さん一度は足をお運び頂き、実際に体感してみてください。 ●秘密のケンミンSHOW |
『秘密のケンミンSHOW』というバラエティ番組をご覧になられたことはありますか? 「芸術計画学科」??と思われる方、多いでしょうね。 話が少し逸れてしまいましたが、、、番組内コーナーで紹介されている大阪の出来事は決して大げさではなく、日常的に起きています(笑)。笑いの聖地とも言われるここ大阪に、皆さん一度は足をお運び頂き、実際に体感してみてください。 ●秘密のケンミンSHOW |
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先日、2月21日付けのブログでお伝えしたように 1月に開廊したYOD Galleryでは、開廊第2弾として、「町田夏生展 ?《乙女》の衝動?」が開催されています。(2005年大学院芸術制作研究科修了) まずYOD Galleryに近付くと、外壁に大きくかたどられた幅4m近くの壁画に驚くと同時に惹きつけられます。ガラスの扉からは、ギャラリー内にそれ以上に大きく壁一面に広がる乙女たちが垣間見えます。通りすがりの見ず知らずの人々も老若男女、思わず扉を開けて入らずにはいられない、そんな衝動にも駆られます。それが、第一のねらいだと町田さんは話してくれました。現代美術が、一般の人々にとって遠い存在なのではなくて、本当に色々なより多くの人たちに見て欲しい。そんな思いもあるそうです。 一旦、扉を開けて中に入るとそこはまるで別世界、乙女たちの住み処です。同じ乙女は一人もいない、似て非なるそれぞれ個性豊かで耽美なまでに魅力的な乙女たちです。乙女たちはこの空間に確実に息づいています。愛を、夢を、そして憧れを自分のものにしようと命懸けです。油断しているとあなたの心も食べられてしまうかもしれませんよ。 町田さんは、大阪芸術大学の美術学科のときも大学院のときも学科を越えて色々な人たちと交流を持ち、一緒に展覧会を企画するなど、幅広い活動を繰り広げていたそうです。建築学科に面白い先生がおられると聞けば、ドンドンと研究室のドアを叩いてはじめましてと訪ねて行く、それは、時に芸術計画学科の学生さんであったり、映像学科の院生さんだったり・・・。ありとあらゆる分野の才能たちとコラボレーションすることで、色々な感性を磨いて行ったようです。とにかく、展覧会をすることが勉強になると語っていました。まさに総合芸術たるべき芸大ならではの醍醐味です。キャンパスのあらゆる場所を有機的空間として捉えて数多くの展示を行い、芸大の利点を最大限に生かしたことで、学生時代にまったく悔いはないと爽快に笑ってくれました。 とてもきれいな色合いで描かれた乙女たちに染めの手法に通じるものを感じました。町田さんにお聞きしたら、図書館で古代文様や染色の本が気に入ってよく見ていたところ、就職課の求人票で友禅染めの会社を見つけたので、就職して、1年半程働いていたそうです。その経験を基に染めの手法を生かしつつ、それを崩して独特の美しい世界観を築いています。 是非、足を運んで溢れんばかりの《乙女》の衝動を体感してください。誰の心の中にも《乙女》の心はあるはずです。 町田夏生展 ?《乙女》の衝動? YOD Gallery |
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現在、大阪府立青少年会館プラネットステーションでは、現在「プラネットフェスティバル2008」として、錦影絵とループフィルムの上映を見ることができます。 アニメーションの原点ともいえる「錦影絵」の復元と新作の上演に関西で初めて取り組んできた芸術計画学科、錦影絵池田組。今回のイベントでは、「モノが動いて見える仕組み」を確認しながら日本の映像史の出発点を追体験することができます。 まず松本夏樹先生から幻灯機の解説がありました。現代でいうスライドプロジェクターのようなもの「マジックランタン」が日本に入ってきてそれを使っての映像表現が芸能として成立するまでの解説がありました。 いわゆる「活動写真」といわれる日本で始めての動画上映で使われたアニメーションをご紹介いただきました。わずか72コマで制作され、ループ上にしてエンドレスで映し出されるアニメーション。今の時代、何の驚きもない短いアニメーションですが、江戸時代の人々にとっては、モノが動いて見えるだけのことがただただ不思議で面白かったのだろうなと、現代人の感想をもってしました。 その後、池田光恵先生から錦影絵の解説がありました。『風呂』と呼ばれる木製の幻灯機に『種板』と呼ばれるいわゆる「スライド」を仕掛け、和紙のスクリーンに映し出す物語の世界、錦影絵。 錦影絵は映像というよりお芝居に近い。台詞や効果音がライブで挿入され、キャラクターや背景がヴィジュアルとして写しだされ「活動」する。カットイン、カットアウト、フェードーン、フェードアウト、基本的な映像表現は『風呂』の操作と工夫によってすべて可能。驚くほど複雑なヴィジュアル表現が展開します。 現代人の私が見てもスゴイっ!と思ってしまうエンターテインメントです。CGがどれだけ発達しても、このアナログな幻灯見世物が面白く感じることができることには何か理由があるはずです。きっと。映画、映像を学ぶ若い方々には、アナログのいいところ、デジタルのいいところを両方きちんと研究して学んでほしいなと思いました。アナログ万歳! 虚実皮膜の間 –その弐– |
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現在、11号館1階のロビーで行われている華やかなディスプレイは、コムニカビリタの展示会です。(今月25日まで) このコムニカビリタとは、芸術計画学科のアートプロジェクト演習の中で生まれた企画で「商品企画店舗」の企画・運営を実施するプロジェクトです。コムニカビリタ実行委員会を中心に学生の活動を社会に発信していく計画が進められています。 実際に若者が集う商業施設で大阪芸術大学の学生作品を販売するということで、現在、あべのHOOPとの話し合いが進められているそうです。20歳前後の社会人1・2年目の都会的な女性をターゲットとして「普通じゃ物足りない、わたしだけのちょっとイイもの」を提案しています。店舗の理念は「ほしいから、作っちゃいました。」だそうです。 集められた作家は21名、スタッフは8名。芸術計画学科だけではなく、デザイン学科、工学学科、舞台芸術学科などなど様々です。 「期間限定」・「オリジナリティ」・「あそび心」・「アイデア」・「おしゃれさ」がキーワード。そのコンセプトが反映されたショッピングバッグもイメージカラーのピンクの面白いデザインに仕上がっています。 作品にはコンセプトに基づいて制作された、照明器具やアクセサリー、生活雑貨などが展示されています。形は全て同じで、デザインは全て違うという陶器のカップなど、持って帰ってみたくなる逸品もありますよ。 代表の芸術計画学科3年生の西井有香さんは、「生活の中の何気ない空間の中にコムニカビリタの作品を置くことで会話や喜び、笑顔を生み出すことができると思います。そうすることによって、買っていただいた人のいつもの生活が作品を通じて少し豊かになればいいなと思います。」 |
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いきなりですが、質問です。 何々、忙しくて、そんな時間はない…と心で思ったあなた。Happyになる、お勧めしたいイベントがあります。今回はイベントのレポート編です。 artkish!2007(アートキッシュ!2007)と題したイベントが、9月23日(日)から10月21日(日)の期間、大学の地元「喜志駅前通り商店街」で開催しているのを知ってましたか? 実は今年、スタートしたてのイベントなので、認知度はこれから回数を重ねていって…というところですよね。 大学が一方的に請け負って動くのではなく、商店街の皆さんとディスカッションを重ねるなかで、地元とのアート&コミュニケーションの関わりを創出する初めてのプロジェクトです。 本学のサポートスタッフは芸術計画学科犬伏教授、学生の運営委員会(芸術計画・文芸・写真・映像・デザイン 各学科在校生)、広報スタッフ等で構成されています。 実際にイベントに行ってみると、喜志駅周辺は休日の穏やかな時間が流れていました。美術館に行くのとは違って、今日は買い物に来たんだったっけ?と錯覚しそうになる。 喜志駅前商店街&地元エリアの店舗等(40箇所)で、作品展示・DVD上映などをしています。 一般店舗等に入っての作品鑑賞。初めは緊張しながらお店に入っていたのですが、お店の営業状況によっては店主の方とお話が出来たり、アットホームな感じが程よく心地よかったです。 例えば、お米屋さんに舞台美術の模型作品、ガス・燃料屋さんに金属工芸作品、酒屋さんに版画作品、電気屋さんに写真作品etc…色々なお店での作品展示。ギャラリーのような展示スペースとは異なり、お店の状況にあわせた展示が必要だったとか。 Four-Leaf Clover Projectによる「四葉のクローバーキット」展示パネル一面にクローバーが並べた作品。コンセプトは「幸福の連鎖」。ただ、鑑賞するだけではなく、作品をじっくり観察し、その中にある「四葉のクローバー」を見つけると、展示パネルにある「四葉のクローバー」と同じものが1枚もらえます。 「本当に四葉はあるの?」と半信半疑ながらも、しばし真剣に作品とにらめっこ。見つけたときは思わず「あった!!」と、声に出してしまうほど。 大学の最寄駅である、喜志駅。 artkish の様子はOUA-TV(大阪芸大テレビ)でもごらんいただくことができます。
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