2013年1月7日

放送学科実習発表会その1

新年あけましておめでとうございます。
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
私は実家で母の手料理をお腹いっぱい食べる日々を送っていました(笑)
実家に帰り、家族と一緒に温かいご飯を食べていると幸せでついつい食べ過ぎてしまいます。
やはり誰かと一緒に食べるご飯は美味しいですよね。
お正月はのんびり出来たので、気持ちを切り替えて今日からは授業に集中します!

0107b2.jpgさて昨年の話題になってしまうのですが、
私が在籍する放送学科では実習発表会が行われました!
今回行われた発表会は放送学科の3年生が各コース・クラスごとに今まで学んだ技術を発表するもので、
放送学科の3年生にとっては1番のイベントと言っても過言ではありません!
各コース様々な発表を行ったのですが、今回のブログではアナウンスコースの発表の様子をお伝えします。

 

0107b1.JPGアナウンスコースの発表は12月13日に行われたのですが、
私が実習を行うアナウンスコースのクラスでは夏休み前から打ち合わせが始まりました。
朗読・ラジオドラマ・ニュースなど演目ごとにチームを組み
実習の時間だけでなく、放課後や休み時間なども利用して練習を重ねました。
アナウンスコースの発表は大学内のホールで実演するので失敗が許されません。
また、照明や舞台づくりもアナウンスコース各クラスで行わなければならなかったので
演目の内容だけでなく、照明や舞台転換の練習・打ち合わせも必要で、
前日リハーサルも遅くまで学校に残り、練習を行いました。

0107b3.jpgハラハラドキドキで迎えた発表会当日は座席が足りず、
立って見ていただく方が出るほどたくさんのお客さんが!!
私のクラスでは「青春」をテーマにクラス全員が高校生という設定だったので
制服姿で張り切って発表を行いました!!
内容が親しみやすいものやコメディー調のものが多かったので
客席からたくさんの笑い声や驚いた声が聞こえたのでとても嬉しかったです。
ステージ裏ではクラスの仲間と大喜びしていたんですよ!
あたたかく発表を見守って下さって皆様にありがとうの気持ちでいっぱいでした。

 

皆で力をあわせて長い時間をかけて準備してきた発表が終わってしまい
すこし寂しさもありましたが、それ以上にクラス全員でやりきった!という
達成感を得ることができましたし、学ぶことが多い発表会でした。

次回のブログでは制作コース、広告コースの発表の様子をお伝えします!
おたのしみに!!

投稿:林 希(放送学科3年生)


2013年1月5日

杉本晋一展 『重力都市』 コンテンポラリーアートギャラリーZONE

DSCF2787.JPG杉本晋一さん(美術学科79卒)の展覧会が6月16日から28日まで行なわれました。

作品はキャンバスに描かれた動産芸術というより、壁画のような不動産芸術の印象を強く受けました。
まるで壁画の天井画のような、仰ぎ見るようなイメージが描かれています。

DSCF2788.JPGマニエリスム絵画が生み出したS字型やうねるような身体の女性像と近代を象徴する歯車や重厚なキャタピラ、現代に見られる日用品、キャラクター、グラフィティーなどのイメージが複雑に構成された作品となっています。
イメージにより画面全体が埋め尽くされている事と色彩の配色により、重さを強く感じる画面構成になっています。

まさに『重力都市』という感じです。

 

DSCF2796.JPGこの『重力都市』は、バロックの天井壁画と強い関連性を感じさせます。
バロック絵画に見られる教会壁画の天井画に描かれた偽りの天空に、軽々と重力を超越し天に向かって天使が戯れる風景と重なります。

DSCF2801.JPG杉本さんの作品では、重力を脱しきれない人間の肉体や物質が「グニュグニュ」混ざり合った欲望の世界を見る事ができ、それが地の底に吸い込まれるようにも感じられます。

DSCF2786.JPGコンテンポラリーアートギャラリーZONEの所在地は、大阪府箕面市のアーケードのある橋本市場の内にあり、通路に開かれているため誰でも作品を自由に鑑賞することがができます。

ギャラリーの前は、豆腐屋さんになっていました。商店街空きスペースでは若手アーティストのアトリエとなっており、買物客が制作活動を見る事ができます。
制作活動や作品が日常生活の場所にある所が興味深いことであったと思います。
 

コンテンポラリーアートギャラリーZONE  http://www.art-gallery-zone.com/zone.htm

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室


2013年1月4日

さて、今週の大阪芸大テレビは?


0101tv-1.jpg
大阪芸大テレビも地上波放送開始から4年目を迎えました!!

0101tv-2.jpg今日は新年初めての放送。なんだかいつもと雰囲気が違うようですよ・・・!?
実は今回はいつものスタジオを飛び出して、短期大学部大阪学舎にて収録を行ってきたんです!!
お正月の放送ということで、茶道の授業などに使う和室を貸してもらったんですよ!
キャスターの林さんはなんとあでやかな振袖姿!青い振袖がよく似合ってます♪
林さんの新年の目標はなんでしょう??
 

 

0101tv-3.JPGそして床の間にはゲイちゃんとダイちゃん、その後ろには立派な掛け軸が・・・。
絵を見てピンと来た方もいらっしゃるでしょうか?
実はこの掛け軸、以前にも大阪芸大テレビの取材を受けてくださった大学院の小松原智史さんに書いてもらったんです!!
小松原さんファンにはたまらない一品ですね!
色々な方に支えられて、大阪芸大テレビ、今年も頑張っていきますのでよろしくお願いします!!

 

kirari154.jpg気合十分な新年放送一回目の今回は、『キラリ☆芸大生』新春スペシャル!
昨年、ついに全国大会出場を果たした大阪芸術大学女子駅伝部で、創部当初から駅伝部員として挑戦し続けた主将の林田詩緒里さんをご紹介します!
これまで芸大テレビやブログでもその活躍を追い続けてきた女子駅伝部。
今年4年生の林田さんは、全国大会出場と将来の夢の実現に向けて走り続けてきました。
オンエアをお見逃しなく!!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!皆さん是非ご覧下さい!!

<<オンエア情報>>
1月4日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:45から

1月5日(土)
テレビ和歌山 22:45から
 


2013年1月1日

あけましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます!


いよいよ2013年!みなさんの今年の目標はなんですか??
私の今年の目標は・・・「手で文字を書く」!
学生時代はノートをとったり字を書くことが多かったのですが、最近では携帯電話やパソコンで文章を打つことが多くなりました。
いつも機械の変換に頼っていると、とっさに漢字が思い出せないことが・・・!
今年はそれをどうにか改善するために手書きを心がけたいと思っています!!

もちろん芸大ブログも(打つのはパソコンですが(^v^;)笑)皆さんに興味を持っていただけるような面白い記事を書けるように頑張ります!
2013年は芸大でどんな新発見ができるでしょうか?私も今から楽しみです♪
今年もどうぞ宜しくお願いします!!

それでは、今年も皆さんにとって素敵な一年になりますように!

 

投稿:山口(OUA-TV)


2012年12月28日

菅原二郎展 現代彫刻美術館(東京)

DSCF2784.JPG今回の菅原先生の作品は、私達が経験している彫刻作品とは少し異なるように感じます。

まず、現在の石彫作品の場合、素材の特徴を重要視するために石の表面に着色しません。
近年の菅原先生の作品も着色はされていなかったと思います。しかし、今回の展覧会では際立った色彩や金箔などを使い、彫刻に色彩を関連付けていました。

DSCF2768.JPG一般的な彫刻作品の鑑賞方法は作品の周りを巡りながら、彫刻の表面を辿り体験します。しかし、今回の作品は、そのような鑑賞方法で作品を体験すると作品の表面を辿るというより、内に彫られた形が視点の移動とともに交差するように現れ変化し、また、内部のイメージとその後ろにある風景との関連も作品の要素として見えてきます。
今回の作品では、いままでの彫刻鑑賞と違った経験であったと思います。

DSCF2771.JPG作品の内部は、有機的な球体がお互い連結しあい構成されています。人体の細胞や脳のシナプス、星団などを連想する事ができます。
作品の外部部分は着色され内空間は素材の色がそのまま表れています。
彫刻内部を空洞化させることにより、背後にある現実空間とも繋がります。
また、作品が直方体に切り取られていることで、この彫刻作品はどこかの一部から切り取られ、ここに置かれたように感じられます。

 

DSCF2780.JPGこのような作品が生まれた起因について、先生と会場でお話しをする事ができました。

彫刻の素材である石は、その産地からから切り出します。それは運搬や経済的諸々の理由から、人工的に直方体で切り取られ、アーティストのもとへ運ばれてきます。
多くのアーティストは、その直方体は自らのイメージを掘り出すための便宜上の形として扱います。

DSCF2783.JPGしかし先生は、直方体で切り取られた素材が基底の形とし、さらにそこを作品のコンセプトに置きイメージと制作を行っていると感じることができました。彫刻作品内部は曲線でできた有機的形態を見せながら、しかし作品の基本は縦横高さの3次元幾何学形態が優先された構造です。

作品を見ていると、直方体の石の中に球体の組織があり、表面と内部が反転すると直方体のフレームを超え、球体組織は無限の広がりへ展開していく様子が想像されます。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室