「ブルーノート・レコード」と言えば、音楽に詳しくない方でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ジャズ史上初期の1939年にニューヨークで創設された、ジャズ専門の名門レコードです。
後世に残る傑作アルバムを数多く送り出しており、モダン・ジャズ演奏者のほとんどがブルーノート出身と言っても過言ではありません。
ジャズ界にとどまらず、今も昔も音楽シーンに影響を与え続けているレコードなんです!
日本人で、このブルーノートと初めて契約したアーティストが、ジャズトランペット奏者の黒田卓也さん!!
昨日 11月14日(水)、黒田さんが大阪芸術大学にお越しになり、特別講義が行われました!
実は、黒田さんは今年6月にも来学されており、今回が2回目の講義。
前回が大好評だったことを受け、再び講義をしていただく運びとなりました。
黒田さんは12歳からトランペットを始められ、2003年にはニューヨークへ渡ってニュースクール大学ジャズ科に進学。
当時はジャズの枠にとらわれず、ゴスペルやファンク、ヒップホップ、ラテンなどさまざまなジャンルで10ものバンドを掛け持ちされていたそうです!
卒業後は、音楽教師として有名なローリー・フリンクさんを師事にして学ばれました。
そして、2014年にブルーノート・レコードと契約。
2016年4月からは、「報道ステーション」新テーマ「Starting Five」をJ-Squadのメンバーとして演奏されたことでも、話題を集めました。
さて、そんな黒田さんですが、11月18日(日)に大阪市中央公会堂で開催する本学主催の演奏会「JAZZ&POPS」にも、ゲストアーティストとして出演されます!!
演奏会では、学生とコラボレーションしての演奏も行っていただけるとのこと!
今回の講義は、そのリハーサルも兼ねて、演奏指導を交えての音合わせが行われました。
演奏学科ポピュラー音楽コース全学年の学生が集まる中、選抜された学生メンバーが黒田さんとのセッションに挑戦。
演奏するのは、黒田さんが2016年にカバーされた、ドナルド・バードさんの「Think Twice」です。
ヒップホップのサンプリングソースとして有名で、これまでにも数々のアーティストがカバーされたという1曲。
それだけに、単純にカバーする訳にはいかない楽曲だそうなのですが、黒田さんは自身のアルバムにカバー曲を入れるのは1つのこだわりだったとのこと。
有名な曲のカバーを入れることで、黒田さんのことを知らない人にも、注目してもらえるきっかけになるからだそうです。
演奏を始めると、「リズムの取り方がわからない」という学生の声が。
黒田さんは4拍子のリズムカウントをボーカルの学生に取らせると、続いて着席している学生たちに2-3(ツースリー)のリズムカウントで手拍子を入れるように指示。
するとたったこれだけで、異なる2つのリズムカウントが同じテンポでマッチして、もうすっかり音楽に聴こえてくるのです。
ここに他の楽器が1つずつ、まるで大縄跳びの中へ順番に入るように加わっていくと、どの楽器がどのタイミングで音を出しているのか、不思議なことにとてもわかりやすく聴こえるようになりました!
このような調子で、学生全員が自信を持って演奏しやすいように持っていってくださった黒田さん。
講義の最後に通しで披露された演奏では、全員の息が合ったパフォーマンスで、私たちを楽しませてくださいました♪
さあ、本番ではどんな演奏を聴かせていただけるのでしょうか。
気になる方は、11月18日(日)の「JAZZ&POPS」へお越しください♪
まだ、お席に余裕があります!
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投稿:島田(学生課)