先日、河南町消防本部の救命救急士の方々に来て頂き、大阪芸術大学の職員と学生を対象にした『救命講習』が実施され、50名近くの教職員と学生が参加しました♪♪ 私たちは、いつ、どこで、突然の怪我や病気に襲われるかわかりません。心筋梗塞や脳卒中などは何の前触れもなく起きることがあり、この時期は特に海やプールで溺れるといった事故をニュースでよく目にします。
救急車を呼んだとしても、全国平均で救急車が到着するまでには6分以上はかかるといわれています!そんな時、現場に居合わせたあなたが、救急車が到着するまでの行動が重要になってきます! そこで必要なのが人工呼吸と心臓マッサージによる救命措置!そして失われる命を救う助けとなる画期的な機器がAED(自動体外式除細動機)です。 AEDとは、心室細動の際に危機が自動的に解析を行い、必要に応じで電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器のことで、よく駅や空港、ホテルなどの公共施設に広く設置されているのを目にしていると思います。
芸大のキャンパス内にもOUA-TV前と11号館の2ヵ所に設置されています。
今回の講習では、人工呼吸と心臓マッサージの方法、そしてこのAEDを実際に使用した救命措置の方法などを教えて頂きました。
>>AEDの講習を受けてみて、今後使えそうですか?
「その時はわかるけど、頻繁に使わないので忘れてしまうかもしれないので、定期的に受けてようと思います。ただ、いざ実際にそういった場面に遭遇した時、果たして応急処置ができるのか不安でもあります。もし家族がそんな目に遭ったら…と考えると自分でもできるようになろうと思います。」
芸大の保健室担当の先生方にもお聞きしました☆★
>>講習を受けていなくてもAEDは使用できるものなんでしょうか?
「緊急時に現場に居合わせた場合、いくら救命講習を受講したとしても冷静に行動することは、やっぱり難しいと思います。AEDに関しては、落ち着いていれば音声ガイダンス通りに使用できるので難しいものではないと思います。ただ、一度触っているだけで自信を持って対応できると思いますので、是非講習会に参加してもらいたいです!!」
>>もし学内で倒れた人を見かけた場合の対処の方法はどうすればいいですか?
「『119番通報』『応急手当(AED)』『高度な救急処置』『高度な救命医療』をうまく繋げて命を助ける『救命のリレー』が重要です。この救命のリレーのどれか一つが欠けても、命を救えるチャンスは少なくなってしまいます。しかも、4つの要素のうち2つは居合わせた人の手にかかっています。学内でもし倒れた人がいた!心臓が止まっている!!という場合は、まず『119番通報』『応急手当(AED)』を実践してください。AEDは守衛室の近くに置いていて、使う時にはブザーが鳴るので必ず気付いてくれます。なるべく周囲に協力を求めるようにして下さい。」
>>あと、梅雨明け間近で夏も本格化を迎えますが、夏場に注意しておかなければならないことはありますか?
「熱中症には特に注意してほしいです!!年々気温も湿度も上昇傾向にあるので、クーラーの中で育って来ているので、どうしても昔の人に比べると体力が弱いです。熱中症は命にかかわることに繋がるので無理をしないこと。クラブや野外実習の時には帽子を被って水分を取って、睡眠と栄養をしっかり取るようにして下さい!!」
芸大では講習会は年に1回だけ。救命措置に興味を持った人は、お近くの消防本部警防課に連絡してみてはいかがでしょうか?
また、熱中症に関しては保健室から色々教えて頂いたので、後日ブログ記事で紹介します!!楽しい夏休みを過ごすためにも、健康管理には十分注意しましょうね!!
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