2014年9月18日

図書館所蔵品展「日本美術にたどる水辺の情景」

今日は、7月17日(木)から8月7日(木)に開催されていた図書館所蔵品展「日本美術にたどる水辺の情景の模様をご紹介します!
この展示では、日本美術の画家たちがとらえた自然、なかでも「夏」に関連させて、涼しさや安らぎなどをもたらす水にまつわる写本や版本の作品が展示されました。


海景や流水を描いた絵画では、水の流れがデザインとして生かされ、水の力強さと、波音の優しさが伝わってきます。


また、カニや魚など、水辺に生息する小動物を写した作品も多々展示されていました。
淡いタッチが、夏の暑さを和らげてくれます。


舟遊びなど、水に親しむ人々の姿を描く作品もありました。


さて、現在は上記の展示に変わって、「ヴィクトリア朝の自由奔放な空想力の飛翔 ウォルタ-・クレインの挿絵本」が開催されています!!
19世紀中葉の英国では、値段6ペンスの幼児向け彩色絵本「トイ・ブック(Toy Book)」というものがありました。
少しだけの本文と、無名の挿絵画家が手がけた色刷り挿絵付きで、6から8ページ程の厚紙本です。
ウォルター・クレインは、このトイ・ブックの挿絵画家として頭角を表した人物です。
当時のトイ・ブックは一般的にけばけばしく安っぽいものが多かったのですが、クレインは自由奔放に空想力を飛翔させて絵本界に一大センセーションを巻き起こしました!
この展示は、そんなクレインの作品の数々を紹介しています!!
ぜひ、ご覧ください。

「ヴィクトリア朝の自由奔放な空想力の飛翔 ウォルタ-・クレインの挿絵本」
9月11日(木)~10月10日(金)
大阪芸術大学図書館4階展示コーナー

投稿:島田(OUA-TV)