2014年6月18日

卒業生 いのうえひでのり先生

先日から紹介している大阪芸術大学出身の先生方。
濱名一哉先生、田中光敏先生に続き、今回は舞台芸術学科教授のいのうえひでのり先生をご紹介します!!


いのうえ先生は、大阪芸大在学中に「劇団☆新幹線」を結成され、現在も演出家として活躍されています!
演出家としては、ハードロックやヘヴィメタルを大音量で頻繁に使用し、ライブコンサート並みの派手な照明を駆使するのが特徴です。

先週木曜日、舞台芸術学科演技演出コース2年生を対象に、いのうえ先生の特別講義が開かれました。


まずは、「オーディションの練習だと思って」と学生たち1人ひとりの自己PRタイムが設けられ、舞台芸術学科に入学した理由や将来の夢などが語られました。
元々高校時代から舞台をしていた人もいれば、人見知りを治したいという動機を持つ学生もいて、思い描く夢もさまざまのようです。
声優を目指す学生も多かったのにも驚き!
大阪芸術大学には放送学科に声優コースもありますが、演技力に重点を置いて学びたいという意志からあえて舞台芸術学科に入学する学生も結構いるようです。
目指す職業は同じでも、選ぶ学科が一つとは限らないのが大阪芸術大学なんですね!

いのうえ先生は、どの学生の話にも熱心に耳を傾け、ジョークを交えながら学生たちとの会話を楽しんでいる様子でした!!
先生のハキハキとした声からは、強い自信が感じられます。
学生たちそれぞれに合ったアドバイスも話されました。
特に印象に残っているのは、「いろんなことを経験してほしい。経験したことは全て糧になる。」と語られる姿。
世の中で有名になる役者はほんの一握り。
誰もがその職業で食べていける訳ではないのが現状ですが、志を持って行動するのはとても大切なこと!
無駄な努力なんて、一つもないですよね。


授業のラスト15分は、劇作家であるつかこうへいさんの戯曲「熱海殺人事件」のワンシーンを抜粋して、台本が配られました。
代表の学生2人が実際に芝居をして、いのうえ先生が指導されました。
九州北部の独特の方言でセリフが構成されているのですが、これがなかなかに難しそう…!
次回はグループを作り、この台本を使って全員で芝居を深めるそうです!!
厳しくも楽しい稽古現場となりそうです!

投稿:島田(OUA-TV)