9月27日から28日にかけて、工芸学科金属工芸コースで特別講義が開かれました!
『錫(すず)を知る』というタイトルで、講師に大阪錫器株式会社・伝統工芸士の今井章二先生と今井達昌先生をお招きし、錫の知識を学ぶ講義と、実際に作品を作る実習体験を行うこの特別講義。
工芸学科はもちろん、他学科の希望者も対象にして行われたんですよ!
この特別講義は10年ほど前から2年に一度、伝統工芸に触れてもらうという目的で開かれているんだそうです。
今回は取材に行けてラッキーでした!
学生たちはまず錫についての基本的な知識を身につけるための講義を受けました。
みなさん、錫についてご存知ですか?
普段身近にあるものでは携帯電話や、スチール缶のメッキなどに錫が使われています。
錫は他の金属よりも融点が低くてやわらかい金属。酸化や腐食に強いので飲食器に向いているんだそうです。
有名なものではレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれている食器も錫製なんですって!
実際に錫で出来た器なども見せていただきましたよ!
講義を聞いて関心が深まったところで、いよいよ実習体験です!
せっかくなので私たち取材に行ったメンバーも体験させてもらっちゃいました!!
錫のうつわを作るなんて、全くの素人の私たちにもできるんでしょうか・・・!?
ドキドキしながら、まず丸い錫の板をもらいました。
大きさはそんなに大きくないのに、ずっしりと重いんです、これが。
錫はやわらかい金属なので、厚みが2mmくらいないと保たないんだそうです。
最初の工程は、色々な模様のついた金槌で「板に模様をつける」ことでした!
大阪錫器の社員の方に教えてもらいながらやっていくんですが、これが結構疲れます!普段金槌なんて使わないからでしょうか(笑)
うまく中心に当てないと綺麗に模様の出ないという難しい金槌もあって、私たちも挑戦していたのですが、先生がさらっと作った同じ模様と比べると一目瞭然の出来栄え!
さすが職人技!!と感動しました!!
次回に続きます!
投稿:山口(OUA-TV)