さて、浴衣と言えば、日本の代表的な民族衣装の一つですが、皆さんはちゃんと一人で浴衣を着つけることが出来ますか??最近では、帯がマジックテープ式になっていたり、作りつけの物だったり、簡単に着られるようになっているものが多いですね。しかしやっぱり自国の文化ですから、一人で着られる技術を身につけたいもの!上手く着つけることが出来れば、簡易的に作られたものより、見た目も断然キレイに見えますよ! 大阪芸術大学には、そういった日本の文化を理解し、若い世代や外国に伝えて行くことを目的とした「日本伝統文化研究会」というサークルがあります。今回、このサークルで、浴衣の着付け教室を行うというのでお邪魔させていただきました!
さて、いよいよ浴衣の着付けに入ります。留学生の中には初めて浴衣に袖を通す学生も!そういえば「この袖を通す」という言葉も、日本独特の言い回し。留学生たちも、先生から「衣服を着る」ことだと説明を受け、興味津々!そういえば、袖という単語を使った慣用句は、「袖を濡らす」や「袖を払う」など、まだまだたくさんありますよね。「袖を払う」は、自分の意思を通すために邪魔になる者を払いのけるという意味が、「袖を濡らす」には、涙を流して泣くという意味があります。日本語って面白いですね!! 浴衣を着るときに一番注意しなければならない点は、まず、首元の合わせを左右間違えないようにすること。右が下で、左が上です。逆にしてしまうと、お棺に入る時の死に装束となってしまいますのでご注意を! そしてやはり一番難しいのは、帯!!後ろ手で結ぶのは難しいので、前で形を作った後、後ろにくるっと回します。しっかり結んでおかないと、気崩れの原因となってしまいますから重要ですよ!帯の結び方には種類がたくさんあるので、基本を覚えたら、浴衣の柄や帯の雰囲気に合わせて、自分の好きな結び方にチャレンジしてみてくださいね! |