本学美術学科卒業生(2005年3月卒業)の田岡和也さんの個展「田岡和也展 サロンモザイクへ出張、兵庫景。(おまけ付き)」が、大阪天満宮の傍にあるギャラリー「サロンモザイク」で、10月4日(金)〜10月14日(月・祝)開催されました。
マーカーと折紙で鮮やかに描かれた兵庫の日常「兵庫景」は、神戸市立兵庫図書館や神戸アートビレッジセンターなど、兵庫各地で開催されて大好評でした。
それらの作品およそ140点と、今回の展覧会の為に描き下ろされた「サロンモザイク」周辺の新作も追加で展示されました。
ネットでの「いいね」方式のように気に入った作品にシールを貼ったり、コメントを書いてもらったりとアナログで実践されていました。
ギャラリーの外からも色鮮やかで楽しい絵が見えていますので、通りすがりの親子連れも子供さんの「みたい!」という声に釣られて、中に入って楽しんで観てくださっていました。
田岡和也さんは、大学3回生の時に初個展を開催し、卒業後も会社員として勤務しながら精力的に作家活動を継続されています。通勤電車の中で乗客をデッサンしたり、残業後に帰宅後も制作に打ち込んで来られました。
田岡さんの作品制作に対する姿勢を拝見していると「時間がないので、制作できない」というよく聞かれる声は、言い訳のようにも聞こえます。
今回の制作手法であるマーカーと折紙は、2年前に神戸から福岡に単身赴任で転勤になり、画材等をたくさん持っていけなかったので、編み出された手法とのことでした。
身近なものを何でも作品にしてしまうアイデア等がいっぱい詰まったお楽しみ袋も販売されていました。
また、第35回記念 四国こんぴら歌舞伎大芝居の絵画「春の金丸座」を制作し、四国新聞に掲載されました(2019年3月16日)。
これからも環境の変化にもうまく対応しながら、変化と進化を続ける田岡さんの制作活動に注目して行きたいと思います。
そして、今回の展覧会場となったギャラリー「サロンモザイク」のオーナー コタニ カオリさんも本学工芸学科の卒業生です。詳細につきましては、次回のブログで紹介させていただきます。
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