2018年11月20日

&(アンド)でARTを楽しもう!

 
天王寺にある商業スポット「あべのand(アンド)」。
こちらでは今、『アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION』ということで、大阪芸術大学の学生による作品を展示していますので、ご紹介します♪


明るい吹き抜けの光が差し込む場所に、作品が並べられ、とても近い距離で作品をみていただけるようになっています。

今回の展示を指導していただいた、美術学科客員准教授の森井宏青先生に、展示のコンセプトをお伺いしました。
 

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 -在学中にプロの世界を体験させる-

 昔はほとんど重視されることのなかった「美術学科におけるキャリア教育」のため、最大限にこの機会を活用したいと思いました。and様より、大学と企業体の連帯により、力強い文化圏を育てるという熱意ある申し出に、こちらも単なる安易な「学生作品展」であってはいけないと感じました。
 同じ実技の世界に例えれば、スポーツのメジャーな大会や、舞台活動の主役の座を射止めるためには、過酷な選考が常識であるように、今回の出品学生にも「プロとなるべき資質」の有無を厳しく問いました。
 
 とりわけその中から、あえて「今選抜できる最高の実力を持った作家」として、大学院から佐田さんを選出し、特別なブースを設け、個展形式の展示といたしました。

 
他の出品者、または2回生たちにも、社会で個展をするために必要な姿勢や、作品のレベルについてなど、レクチャーしました。
展示の際の佐田さんの緊張ぶりが他学生たちにもショックだったようで、緊張感ある良い学びの場になったはずです。

4階部分はリーダーとして大学院の大西君に現場監督をさせましたが、見事にリーダーシップを発揮しておりました。

 佐田さんを特別扱いすることは、「大阪芸術大学学生代表アーティストとして、社会デビューさせる」と言う意味になります。作品の質、努力の量、知識、それらを偏見無く公平に評価した結果、実力が飛びぬけていましたので、私自身の教え子ではありませんが教授方と相談の結果、彼女を選出いたしました。

ただ一人の学生を特別扱いすることに様々な意見が出ることも予想しましたが、社会に出れば全員が実力のみでふるいにかけられてしまう実情を、プロ意識として在学中に美術学科の学生に伝える必要があると感じました。学生たちには「うらやましければ、今すぐ主役に見合う努力をするしかない。」と指導しました。
 

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単なる作品展示ではなく、プロのアーティストとしての意識を体験する場。
作品もとても素晴らしいものが揃っていると感じました。
展示方法はもちろん、進め方や意識、たくさんの事を学んでもらえたのではないでしょうか。

佐田さんを中心とした、芸術の秋にふさわしい魅力あふれる作品を是非ご覧ください。

 

アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION
 期間:2018年11月1日(木)~30日(金)
 場所:あべのアンド3階・4階
 

 

 
投稿:中村(企画広報部)


2018年11月19日

学園祭振り返り特集2「アトリエからの脱出」

これまでの記事(1/2/3/4)に引き続き、本日も学園祭でのイベントを振り返り、お伝えしたいと思います♪
 

みなさんは、「アトリエからの脱出」には挑戦されましたか?

 

このイベントを企画したのは、自主企画グループ「Makers」!
2014年に芸術計画学科の学生たちで発足した団体で、これまでにも学内外でオリジナルのイベントを多数企画しています!
 

今回は、お化け屋敷のようなホラー要素、鬼から逃げるかくれんぼ要素、そして謎解き要素もあるという、なんとも胸の高鳴るアトラクションを企画しました!!
 

人と関わることが苦手で創ることが大好きな、大阪芸術大学2年生の
慧は大学で呼春という恋人ができ、2人は幸せな時間を積み重ねていきます。
ところが、慧の呼春に対する依存が次第に過剰なものになっていき、ついに別れを告げられてしまうことに。
最愛の呼春を失い、人のぬくもりに飢えた慧は、化け物へと化して…!?


慧のアトリエに足を踏み入れてしまった参加者たちは、化け物になった慧に見つからないよう、制限時間内に脱出を試みます。
脱出するためには、会場に散りばめられた謎を全て解き、鍵を手に入れなければいけません。
慧に見つかるとベルを鳴らされ、3回ベルが鳴ると取り返しのつかないことに!?

 

企画・運営には、芸術計画学科だけでなく、建築学科や映像学科、舞台芸術学科などの学生も参加しました。
脚本、役者、撮影、編集の全てを学生で担って制作した映像を上映するなど、総合芸術大学の強みを生かした演出も!

 

両日とも13時頃には予約でいっぱいになる人気ぶりで、合計150名の方が脱出に挑戦されました。
子ども連れや謎解きファンなど、学外からのお客様も多くいらっしゃったそうです!

そして気になる脱出率は…なんと0パーセント
運営した学生は「(難し過ぎるのは)改善点として反省すべきかも」とも漏らしていましたが…
あと一歩のところで脱出に失敗した悔しさから、リピーターになる方もいらっしゃったそうです。
何度も挑戦したくなる絶妙な難易度だったのではないかと思います♪


MakersのTwitterでは、謎の答えと脱出方法が発表されています!
参加された方は答え合わせを、参加できなかった方はどんなイベントだったのか、ぜひチェックしてみてください。
>>コチラ(@geikei_t14)
 

Makersの今後の企画にも期待です♪
次回は私も参加者として、会場に入ってみたいです!

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月16日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

昨日のブログでも少し触れましたが…
11月18日(日)、開館100周年を迎える大阪市中央公会堂にて、「JAZZ&POPS」を開催します!!
出演は、演奏学科ポピュラー音楽コースの学生バンド。
ゲストには、ジャズトランペット奏者の黒田卓也さんがお越しになります!
みなさん、ぜひお越しください♪
>>詳細
 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」告知!

大阪芸大テレビ音楽祭 Deep Autumn
大阪芸大グループのコンサートやライブの中から選りすぐりのステージ映像をお届け!

とろけるキッス(大阪芸術大学短期大学部)「くちびる
教員バンドI wish
 

「JAZZ&POPS」「大阪芸大テレビ」共にチェックして、音楽尽くしな週末はいかがですか♪
 

<<オンエア情報>>

2018年11月17日(土)
奈良テレビ    18:15~18:30
テレビ和歌山   22:30~22:45

2018年11月18日(日)
サンテレビジョン 22:30~22:45

>>【公式】大阪芸術大学テレビ YouTubeチャンネル

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月15日

ジャズトランペット奏者 黒田卓也さん 特別講義!

ブルーノート・レコード」と言えば、音楽に詳しくない方でも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ジャズ史上初期の1939年にニューヨークで創設された、ジャズ専門の名門レコードです。
後世に残る傑作アルバムを数多く送り出しており、モダン・ジャズ演奏者のほとんどがブルーノート出身と言っても過言ではありません。
ジャズ界にとどまらず、今も昔も音楽シーンに影響を与え続けているレコードなんです!

日本人で、このブルーノートと初めて契約したアーティストが、ジャズトランペット奏者の黒田卓也さん!!
 

昨日 11月14日(水)、黒田さんが大阪芸術大学にお越しになり、特別講義が行われました!


実は、黒田さんは今年6月にも来学されており、今回が2回目の講義。
前回が大好評だったことを受け、再び講義をしていただく運びとなりました。


黒田さんは12歳からトランペットを始められ、2003年にはニューヨークへ渡ってニュースクール大学ジャズ科に進学。
当時はジャズの枠にとらわれず、ゴスペルやファンク、ヒップホップ、ラテンなどさまざまなジャンルで10ものバンドを掛け持ちされていたそうです!
卒業後は、音楽教師として有名なローリー・フリンクさんを師事にして学ばれました。
そして、2014年にブルーノート・レコードと契約。
2016年4月からは、「報道ステーション」新テーマ「Starting Five」をJ-Squadのメンバーとして演奏されたことでも、話題を集めました。
 

さて、そんな黒田さんですが、11月18日(日)に大阪市中央公会堂で開催する本学主催の演奏会「JAZZ&POPS」にも、ゲストアーティストとして出演されます!!
演奏会では、学生とコラボレーションしての演奏も行っていただけるとのこと!
今回の講義は、そのリハーサルも兼ねて、演奏指導を交えての音合わせが行われました。

 

演奏学科ポピュラー音楽コース全学年の学生が集まる中、選抜された学生メンバーが黒田さんとのセッションに挑戦。

演奏するのは、黒田さんが2016年にカバーされた、ドナルド・バードさんの「Think Twice」です。
ヒップホップのサンプリングソースとして有名で、これまでにも数々のアーティストがカバーされたという1曲。
それだけに、単純にカバーする訳にはいかない楽曲だそうなのですが、黒田さんは自身のアルバムにカバー曲を入れるのは1つのこだわりだったとのこと。
有名な曲のカバーを入れることで、黒田さんのことを知らない人にも、注目してもらえるきっかけになるからだそうです。

 

演奏を始めると、「リズムの取り方がわからない」という学生の声が。
黒田さんは4拍子のリズムカウントをボーカルの学生に取らせると、続いて着席している学生たちに2-3(ツースリー)のリズムカウントで手拍子を入れるように指示。
するとたったこれだけで、異なる2つのリズムカウントが同じテンポでマッチして、もうすっかり音楽に聴こえてくるのです。

ここに他の楽器が1つずつ、まるで大縄跳びの中へ順番に入るように加わっていくと、どの楽器がどのタイミングで音を出しているのか、不思議なことにとてもわかりやすく聴こえるようになりました!



このような調子で、学生全員が自信を持って演奏しやすいように持っていってくださった黒田さん。

講義の最後に通しで披露された演奏では、全員の息が合ったパフォーマンスで、私たちを楽しませてくださいました♪
 

さあ、本番ではどんな演奏を聴かせていただけるのでしょうか。
気になる方は、11月18日(日)の「JAZZ&POPS」へお越しください♪
まだ、お席に余裕があります!

>>詳細

 

投稿:島田(学生課)


2018年11月14日

学園祭振り返り特集1「.zip」

何度かブログ(記事1/2/3)でも紹介して参りました、大阪芸術大学学園祭

学園祭が終了して10日経ちましたが、まだまだその余韻が冷めやらぬ今日この頃です。
そこで、特に人気だったイベントをいくつかピックアップし、改めて学園祭を振り返りたいと思います!!

本日紹介するのは、アート&ミュージッククラブ「.zip」


アートサイエンス学科の学生を中心にした有志団体による企画です。
集客率が減少傾向にある学園祭を再び盛り上げようという趣旨のもと、今までにない新しいイベントに挑戦しました!

例年より開催時間を延長して、遅めの17時よりスタート。

会場となった芸術情報センターの実験ドームは、音楽や映像による先進的な表現の場としてつくられた直径16メートルものドーム型施設です。
この特徴を最大限に生かし、全天周投影した映像空間での幻想的な音楽ライブが実現しました。


出演されたのは、DJ A-donさん、sankaraのお2人、STUTSさんの3組。
学園祭のラストを飾るに相応しい豪華なラインナップで、会場を盛り上げてくださいました♪


そんな華やかなステージの陰には、学生たちの苦労がたくさん見え隠れしていました。
機材の手配や警備体制などの前例がない中、学生中心でゼロからイベントをつくり上げるのは、簡単なことではありません。
企画に携わった学生全員が、それぞれの担当を全うできたからこそ、形になったイベントだと思います!


当日は、200名以上の方にお越しいただくことができました。
本当にお疲れさまでした!


今回の企画が、次年度以降の学園祭の可能性を広げるものになればと思います!!

 

投稿:島田(学生課)