2014年11月17日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

最近、寒いですね。
みなさん、風邪など引かれていませんか?
これからインフルエンザなども流行ってきますので、体調管理をしっかりしていきたいですね!!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、放送学科卒業生で歌手グループ「チェリッシュ」のメンバーである松崎好孝さんです!



チェリッシュは、1968年に名古屋で結成されたバンドで、1971年に「なのにあなたは京都へゆくの」でデビュー。
1973年にリリースした「てんとう虫のサンバ」は、現在も結婚披露宴などで歌われ親しまれています!

今日は、松崎さんの幼少期からチェリッシュ結成までの話にスポットを当てます!!
音楽に興味を抱いたきっかけや、グループ結成当初の話題など、盛りだくさんです!

「大阪芸大スカイキャンパス」
11月17日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年11月14日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

11月も折り返し地点!
今月後半も、大阪芸大ではさまざまなイベントを行います。
明後日・16日(日)からは、大阪芸術大学スカイキャンパスで「青木琴美原画展」を短期大学部の主催で開催します!
大人気漫画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の作者・青木琴美先生の初めての原画展です。
また、同じく16日(日)からスカイキャンパスで「第17回大阪芸術大学グループ 学生作品オークション 作品展示販売」も開催!
学生たちの作品をご覧頂き、気に入った作品があればその場で入札することができる展示会です。
どちらもお見逃しなく!!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪芸術大学所蔵品展「大阪芸術大学 半世紀のあゆみ」の話題からお伝えします。
大阪芸術大学が開学して、今年で50年を迎えました!
この展示では、開学当初の様子や、各校舎が次々に建設されていく様子を写真や資料、模型で紹介しています。
また、歴代の教員や卒業生、博物館の所蔵品なども併せて展示。
まさに半世紀のあゆみを感じることのできる、見応えたっぷりの所蔵品展となりました!!

 

続いて、大阪芸術大学グループの学園祭特集!!
まずは短期大学部の学園祭、通称「芸短祭」の模様を、放送学科3年生の沼口紗也香さんがリポートしてくれました!
個性たっぷりの模擬店の他に、マグロの解体ショーなどの様子もお届けします。

 

そして、大阪美術専門学校の学園祭「美専祭」には、放送学科1年生の氏師出雲さんが行ってくれました!!
美専祭と言えば、学生たちこだわりの本格メニューが並ぶ模擬店は必見!
また、学生オリジナル作品の販売が行われているのも、美専ならではです。

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
11月14日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
11月15日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2014年11月13日

図書館所蔵品展「リヒャルト・シュトラウス生誕150年-後期ロマン派の大作曲家・指揮者-」

大阪芸術大学図書館では、4階の展示スペースでおよそ1ヶ月ごとにテーマを変えて所蔵品展を開催しています。
9月から10月にかけては、「ヴィクトリア朝の自由奔放な空想力の飛翔 ウォルター・クレインの挿絵本」と題して絵本の挿絵作家ウィルター・クレインの作品が紹介されました。

そして、今月28日(金)までは「リヒャルト・シュトラウス生誕150年-後期ロマン派の大作曲家・指揮者-」が開催されています。


シュトラウスはバイエルン王国の首都ミュンヘンで1864年に生まれた後期ロマン派の作曲家です。

こちらには、シュトラウスが作曲したオペラ「ばらの騎士」の楽譜、資料が展示されています。

劇中で婚姻の印として銀の薔薇が登場するのですが、これは本物の薔薇に金メッキを施した珍しい小物。


また、衣装デザインなども紹介されており、展示によってオペラの世界観を垣間見ることができます。

また、シュトラウスの代表作、「アルプス交響曲」や「交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》」などの楽譜も紹介されています。


この楽譜は、シュトラウスの自筆譜です!

そして、図書館所蔵のシュトラウスにまつわる書籍も併せて並べられています。
展示で興味を持ったら、その場で本を手にして見ることもできるなんて、図書館ならではですね!!

大阪芸術大学図書館所蔵品展
「リヒャルト・シュトラウス生誕150年-後期ロマン派の大作曲家・指揮者-」
10月30日(木)-11月28日(金)
図書館4階展示コーナー

投稿:島田(OUA-TV)


2014年11月11日

大学ミュージアムをめぐるバスツアーとスタンプラリー開催中!!

大阪芸術大学博物館も参加しているかんさい・大学ミュージアムネットワークでは、「大学ミュージアムをめぐるバスツアーとスタンプラリー」を開催中!

かんさい・大学ミュージアムネットワークは、大阪を中心とした関西圏にある大学ミュージアム(博物館・美術館・文学館等)が共働して、昨年度に立ち上げました。
大学組織の枠組みを越えて、長年蓄積してきた知的情報や資源を効果的に公開・活用し、人材育成や地域貢献を目指すものです。

今回は15の大学ミュージアムがスタンプラリーの対象になっています。
それぞれのミュージアムのイメージに合わせたデザインのスタンプが設置されていて、6つ分のスタンプを集めるとミュージアムグッズの詰め合わせがプレゼントされます。
このスタンプのデザインの多くは、大阪芸術大学デザイン学科の学生たちが手がけているんですよ!

ちなみに、全てのスタンプを集めるとこんな感じになります!!


ぜひ、この機会にいろいろな大学ミュージアムの扉を開いてみてくださいね!

大阪芸術大学博物館では、今日11日(火)から、所蔵品展「ジャーナリストでアーティスト-「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション」より」が開催されています!!
この展覧会では、20世紀を代表する写真家のひとり、アンリ・カルティエ=ブレッソンが世界各地をめぐって撮影した作品約80点が紹介されています。

出品内容:「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション」より
前期〈ジャーナリストとしてのアンリ・カルティエ=ブレッソン〉 約40点
後期〈アーティストとしてのアンリ・カルティエ=ブレッソン〉 約40点  計約80点
会期:前期 2014年11月11日(火)~11月22日(土)/後期 2014年11月27日(木)~12月9日(火)
時間:11:00~18:00

>>詳細

投稿:島田(OUA-TV)


2014年11月6日

特別講義「テンペラ絵具と油絵具を併用する混合技法」

10月17日(金)、美術学科と大学院で絵画を学んでいる学生を対象に、特別講義『テンペラ絵具と油絵具を併用する混合技法』が開かれました。
この講義を担当されたのは、東京藝術大学名誉教授・金沢美術大学教授の佐藤一郎先生です。
佐藤先生は画家でありながら、絵画材料学、絵画技術学の研究者としても活躍されている方で、これまでにも多くの展覧会・著書・訳書・論文などを発表されています。

みなさんは絵具と言えば、どんな絵具に馴染みがありますか?大きく分けると、水性のものと油性のものがありますよね。
水性絵具の中には、アカシア樹脂を使用した透明水彩不透明水彩(ガッシュ、ポスターカラーなど)、アクリル樹脂を展色材とした水性アクリル絵具などがあります。
ちなみに小学生が図画工作で使用しているのは、マット水彩と呼ばれる透明水彩と不透明水彩の中間的な性能を持つ絵具です。
テンペラ絵具は水性絵具の一種で、タマゴ、カゼインといった乳化作用を持つ物質を固着材として利用している絵具です。
絵具が乾けばすぐに塗り重ねていくことができ、数日間乾燥すると水に溶けなくなるのが特徴です。

そして、油性絵具はその名の通り、乾性油を固着材に用いた絵具のこと。
油絵具の他に、なども油性絵具に属します。
油絵具は、乾性油が酸化して硬化することで定着します。
他の絵具に比べてツヤがあり、長時間そのツヤを保てるという特徴があります。

さて、前置きが長くなりましたが、この講義のテーマは、そんなテンペラ絵具(水性絵具)油絵具(油性絵具)を併用する技法です。
まずは絵具の発明から、それぞれの絵具がどのような素材でできていて、どのような性質で、どんな表現ができるのかについて話されました。
また、「人が色を認識するためには、目と物(不透明)の間に必ず空気(透明)がある」と話され、絵画を描くにあたってよりリアルな質感を表現するためには、【不透明】と【透明】両方が必要だということが伝えられました。
混合技法では、テンペラ絵具の不透明さで明るい性質、油絵具の透明さで暗い性質をひとつの画面内で表現することができます。
でも、水と油は交わらないのが自然のルール。
普通は水性絵具と油性絵具を併せて使うことは、あまり好ましくありません。
なぜテンペラ絵具と油絵具の相性がいいのかというと、テンペラ絵具に用いている卵メディウム(卵黄・卵白に乾性油、ワニス、防腐剤を加えたもの)に含まれているレシチンという成分が、水溶性の物質と油溶性の物質の仲立ちをする作用を持っているそうです。
テンペラ絵具を水の含んだ筆で描くと、水分が蒸発して、油絵具に限りなく近い成分になるらしいです。
そして、油絵具はワニスを多く用いた調合溶き油で溶いて使いますが、そのワニスの上にテンペラ絵具を乗せると両者はしっかり接着します。

日本をはじめとした東洋では、油画というと油絵具のみで描くケースがほとんど。
ですが、西洋ではこのような混合技法が盛んに行われているそうです。
多種類の絵具を使うと、絵にコクが出て、より深い作品が生まれるようです。
私たちはついつい一種類の絵具で絵を描いてしまいがちですが、それぞれの絵具の特性を知った上で上手く組み合わせることで、今までになかった表現にたどり着くことができるかも知れませんね!!

投稿:島田(OUA-TV)