2009年6月22日

大阪芸術大学公開セミナー in ほたるまち part2

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 先週から始まった大阪芸術大学公開セミナーの6月16日・17日の模様を報告します!

 
 ところで、この芸大セミナーは1986年から始まり、今年でなんと24回目と結構長い歴史があるんですよ★☆
 
 1つの学科が5回講演したり、トーク形式などもありました!

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 さて、6月16日の第3回目は文芸学科の有吉玉青先生のセミナー。
 
 芸大では文芸学科で演劇に関する授業をされている有吉先生ですが、この日はオランダの画家フェルメールについてのお話。 2007年に『恋するフェルメール』という本を出版されるくらい、有吉先生はフェルメールの作品がお好きだそうです!

 スクリーンに映し出されるフェルメールの作品を観ながら、作品の特徴を説明されたり、先生が世界中のフェルメールの作品に出会う旅のエピソードなども聞かせて頂きました。フェルメールの作品を観る時、先生の心にはエリック・サティの曲が流れるそうです。(実際に会場内でもCDをかけていただき、うっとりと聴き入りました)

 
 私の今までの旅行は、"行きたい場所(国)"→"その場所(国)にある美術館"でしたが、"見たい絵画(作家)"→"行きたい場所(国)"という旅行もしてみたいなぁと思いました!
 

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 そして、6月17日の第4回目は写真学科の織作峰子先生のセミナー。
 
 織作先生の50点以上の作品(モノクロ風景・人物写真)を観ながら、写真を撮影する時の注意点やテクニック、著名な方々を撮影した際の苦労話など・・・写真に詳しい方でも、そうでない方でも十分に楽しめるお話でした。
 いつも姿勢よく、終始穏やかな雰囲気の織作先生。先生は写真家の大竹省二先生に入門し、とても厳しい指導の下、写真の勉強をされたそうです。美しいものをより美しくとらえる視線、どんな撮影条件でも瞬時にシャッターチャンスを見極める判断力。先生の中の優しさと力強さを感じられた気がしました。
 
 とうとう公開セミナーも今週で最終回!!
 フィナーレを飾ってくれるのは、皆さんも駆らず目にしているあの製品をデザインされたデザイン学科教授の喜多俊之先生です。