2008年9月22日

ヴォーリズ展 ?恵みの居場所をつくる-

本日から芸術情報センター展示ホールでは「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展– 恵みの居場所をつくる」がスタートしています。(↓カーソルを近づけると裏も見れます。)
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ  ミッション建築
以前のブログ(330日付)でも滋賀県立近代美術館で開催されていた「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」を紹介しました。その時はまだ計画中だった巡回展が今回、大阪芸術大学にやってきました。「やってきた」と、言ってもヴォーリズのスケッチや建築図面のほとんどが大阪芸術大学に保管されているものなので表現がちょっと違う感じもしますが。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ ミッション建築
滋賀県立近代美術館の展覧会では展示されていなかった建築図面などもあり、精巧な模型や写真などを合わせると100点を超える資料が紹介されていて、また別の角度からヴォーリズ建築の世界を知ることができます。建築学科の方は必ず行っておきましょう!
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ ミッション建築
「ヴォーリズがのこした膨大な建築図面は、昭和501975)年に株式会社近江兄弟社から大阪芸術大学に移され、現在も建築学科研究室と博物館で保管しています。この本展ではその中から関西の建築物を中心に主要な建築図面約60点を選び、本学写真学科小原直講師による建築写真と共に展示しています。
西洋式の建築を日本の風土にあわせて新しい生活を提案したヴォーリズ、彼の建築活動と遺産はなんだったのか、そしてその思想はどのように日本に根づき、今の私たちの暮らしに息づいているのかを建築図面と写真から感じ取っていただければと思います。」
(主催者挨拶より)
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ ミッション建築
順路後半には「1/1模型」が展示されているので、ヴォーリズ流のコンパクトな住空間をそのままのスケールで感じることができます。その展示を抜けると映像資料コーナーへ。写真では見たことがありましたが、「動くヴォーリズさん」をここで初めて見ました。この映像、ヴォーリズ建築事務所の所員だった方のお孫さんから、本学の山形政昭教授が資料として譲り受けたものだそうです。プライベートに撮影されたおよそ50年前の貴重な映像です。必見。

●「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展– 恵みの居場所をつくる
 2008年9月22日(月)→10月11日(土) [休館日:日曜・祝日]

 開館時間:10:00-16:00
 大阪芸術大学 展示ホール[芸術情報センター1F]
 入場無料

座談会 [10月4日 13:30-15:00 AVホール]
 石田忠範(元 一粒社ヴォーリズ建築事務所長)
 山形政昭(大阪芸術大学 建築学科 教授)
 籔 亨 (大阪芸術大学 教養課程 教授・大阪芸術大学博物館長)
 *定員200名[事前申込不要、参加費無料]

ギャラリートーク [9月30日 15:00-15:30 展示ホール]
 解説:山形政昭(建築学科教授)
 *[事前申込不要、参加費無料]

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