2007年9月30日

ザ・入試対策(1)

0930-1

0930-2

本日で9月も終わり。
あいにくの空模様の日曜日でしたが、肌寒さが待ちどうしかった私には心地よい一日でした。 

今日は今年度最後となる進学相談会の京都会場に出席してきました。開場前から今か今かと待ちかねた来場者が、オープンとともになだれ込むように会場にあふれました。 

開始から2時間は、すれ違うのも困難なほど通路が渋滞していました。特に地元・京都の大学が並ぶ通路は立ち往生するほどでした。 

資料配布コーナーは3時間を過ぎても賑わっており、どの人も我先にとたくさんの資料を掻きいれるように集めていました。
会場内では配布されたビニール製の袋を10kgのお米の袋を持つように両手で胸に抱えるようにしないと袋がもたないほどの資料を持ち帰る姿もありました。 

今日ご対応させていただいた方々には写真学科希望の方、放送学科希望の方が多かったように思います。推薦入試まであと1カ月ということもあり「速効性のある話を」ということで入試対策のお話が中心になりました。 

まず写真学科の場合。試験は3枚の写真から2枚を選んで、それぞれ感想を380字から400字でまとめる、という小論文課題です。
対策は体験講座で受講者に配布された「小論文で合格する方法」なる資料が一番良くまとまっていますので、それを元に説明させていただきました。 

例えば「ア・キ・ヒ・コ」というゴロ合わせで覚える写真を鑑賞するコツは「アングル・距離・光・構図」の頭文字をとったものです。この小論文の評価のポイントは「写真と関わっていくものとしての感性と表現資質の特性の有無」とされていますので、漠然とした感想を述べるだけよりもこういったキーワードを踏まえて書かれた感想の方がより評価が高いということになります。

他にもたくさんコツが紹介されていますが、その資料には「マル秘情報」も掲載されていますので全文をこのブログでご紹介するのは控えておきます。 

また、放送学科の小論文対策としては先に「時事問題」について説明させていただきました。設問2として時事問題の用語説明の課題が毎年出題されているので対策が必要です。
その対策はズバリ「自分で予想問題を作る」というものです。
まず自分で5問。お父さん、お母さんにそれぞれ5問。担任の先生にまた違った5問。これで20問の予想問題を準備することができます。たくさんの言葉の中から5つ絞り込むだけでも相当勉強になります。

この方法は単に入学試験のためだけというのではなく、これから「放送」という世界でお仕事をしていこうという人にとって大切なことだということを併せて説明させていただきました。 
また、これらの作業によって養われる「時代感覚」は設問1の小論文課題の準備としても大いに役立ちます。

メリットは他にもあります。例えばちょうど3年後の今ぐらいの時期から就職活動がスタートします。特にマスコミ志望の方にとって必要な小論文課題にはこの「時代感覚」の要素が必須です。ですから、目先のことだけと思わずに「未来の自分のために」と思ってコツコツ知識を吸収していってもらうのがベストだと思いますよ。是非チャレンジしてみてくださいね。

大阪芸術大学ブログトップへ