昨日のブログでは、イタリアからのゲストによる特別講演会の模様をお伝えしましたが…
今日も、海外から講師をお招きして行った講義の模様をお伝えします!
今回は…香港から!!
10月14日(土)、デザイン学科の学生を対象に、特別講義「香港のグラフィックデザイナー エリック・チャンのブランディングとタイポグラフィ」が開かれました。
香港からお越しになったエリック・チャンさんは、英国 D&AD「Yellow Pencil」賞や、米国 ONE Show 金賞、国際ポスタートリエンナーレ金賞など、過去20年間で380を越える賞を受賞されています!!
香港は、イギリスの影響を強く受けており、広東語(漢字)と英語(アルファベット)が入り乱れている都市です。
グラフィックデザインの中にも、中国と欧米の文化を融合したデザインが多く見受けられます。
デザイン学科教授の杉崎真之助先生からは、「そういった背景も考えながら、今回の講義を聞いてほしい。」と学生たちに伝えられました。
講義では、チャンさんがこれまでに手がけたデザインやプロジェクトが紹介されました。
チャンさんは、広告ポスターや雑誌の表紙、イベントのヴィジュアル、企業のブランディング、さらにはインテリアのお仕事など、幅広く活動されています。
「中には小さな企画もあるけれど、ブランディングする上で、その小さなことは大きなことに繋がる。」と話されるチャンさん。
学生から「デザインで心がけていることは何ですか?」という質問が飛び出すと、
「特にない。というのも、最初から最後まで全てに情熱をかけています。最近の学生を見ていると、SNSで<いいね!>を押すような感覚でデザインを見ている人が多い気がします。だから、もっとデザインを愛してください!」という回答が。
確かに…SNSが普及して、以前より作品を世の中に発表することが簡単になりましたよね。
それに伴って、一つひとつのデザインに対する価値が、以前より軽視されがちになっている部分があるかも知れません。
(もちろん、<いいね!>を押すことが軽い気持ちばかりだということではないですよ!)
“デザインは愛“だというチャンさんの言葉が、とても心に響く講義でした!!
チャンさん、ありがとうございました!
(写真は、左から杉崎先生、チャンさん、デザイン学科長の高橋善丸先生、進行・通訳のブラザトン・ダンカンさん)
投稿:島田(企画広報部事務室)