9月19日(日)・20日(月・祝)には、大阪芸術大学 キャンパス見学会2010第3回、第4回が開催されました。
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9月19日(日)・20日(月・祝)には、大阪芸術大学 キャンパス見学会2010第3回、第4回が開催されました。
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このたび、写真学科永坂ゼミは、「五大」写真展を開催しております。 展示のテーマとしている「五大」とは、宇宙を構成している地・水・火・風・空の五つの要素です。
そして、今回の展示にあたり文芸学科阪井ゼミ三回生の方々が私たちの写真に対しそれぞれ、相応しい言葉をつけてくださいました。 写真という映像だけでは伝えきることのできない思考を、言葉で補うことによって、このような学科を越えての展示に至りました。 写真と言葉という、次元の異なる芸術分野がコラボレーションすることによって、新たな表現が生まれるのではないかと思います。 開催日が残り少ないですが、是非足をお運びください。 永坂ゼミ一同 7月7日(水)~7月19日(月) |
1月22日・金曜日、芸術情報センター地下1階AVホールで古典的写真手法研究者で詩人のテリー・キング氏による「古典的写真手法の現在」と題した講演会が開催されました。会場には大阪芸術大学写真学科の学生だけでなく、大阪美術専門学校の学生らも参加しました。
古典的写真手法の一つ、「サイアノタイププリント」とは1842年にイギリスの科学者・天文学者であったジョン・ハーシェルによって発明された古典的な印画方法で、第二鉄塩が紫外線によって第一鉄塩に変化する性質を利用して簡単な工程で印画できることから普及。写真を紙や布、ガラスや木片などに焼き付けることができ、青色を基調とした微妙な色合いやセピア調の変化をもたらす手法だそうです。 ワークショップでは太陽光の代わりに照明の光を利用して、サイアノタイププリントをキング氏が自ら実践。写真が見る見るうちに青色に変わっていくその様子に、受講者の学生たちも興味津々。 写真学科の学生に何度かブログ取材をしたことがありますが、皆さんデジタルカメラとは別にアナログカメラ(フィルム)を持っていて、主にそちらを使うことの方が多いそうです。 こうした手法を用いることで、想像していたものとはまた違った作品を作ることができます。ワタシも小学生の頃、図工の時間に先生から『芸術に失敗はない!!』とよく聞かされたその言葉の意味が、ようやくわかったような気がします。 この模様は2月10日更新の美専ブログでも紹介しています!! |
![]() 何気なく朝刊を見ていると…『大阪芸大2年 初個展』との記事が…。よくよく読んでみると、和歌山県出身の大阪芸術大学写真学科の学生が和歌山市内のギャラリーで写真展を開催しているとのこと。自宅からも近かったので、早速写真展に行ってきました!!
開催場所は和歌山市小野町の「小野町デパート」。十数年と和歌山県に暮らしていますが、和歌山市内にこんなレトロな建物があったんですね。ドラマの舞台にもぴったりな場所です。入口には写真展『一会』の立看板が。早速会場の3階へ…。
アポなし取材だったので、まずはご挨拶から…。同郷の和歌山県人ということもあって(?)、取材OKを頂けました!!展覧会をするにはちょうどいいくらいの広さのフロアに、中浦彩瑛さん(写真学科2年)の初の個展『一会』が開かれています。
個展のテーマは「人と都市の関係」。撮影場所は日本、フランス、中国。今年に入って、各地へ一週間ほどご家族と一緒に撮影旅行に出かけて、その旅先で撮影した写真が今回並んでいます。撮られる人にとっては何気ない日常の一瞬でも、モノクロの写真として見るとそこからその人の人生が見える…。物語が始まる…。異国の地でシャッターを切った写真30点が並んでいます。
>>2年生になって間もないのに、一人で写真展を開催するって凄いですね!?
「でも、友達とか知人にも協力してもらったので、とても助かりました。新聞社の取材もいろんな人を通して来て頂いて、本当に人の繋がりの大切さを身に染みて感じてます。」
![]() >>普段OUA-TVでビデオカメラの撮影をしているので、録画ボタンを押せば撮りこぼしもなく撮影できるんですが、写真はそういうわけにはいかないですよね?
「そうですね。常に好奇心を持っていないとシャッターチャンスを逃してしまいます。日頃からカメラも持ち歩いて、一瞬を逃さないようにしています。」
>>中浦さんが芸大を目指すきっかけは何でしたか?
「父の趣味がカメラで、私も小学生の頃に風景とか撮影していて…。高校に行っても自然と写真部に入部していました。そこで現像やプリントをするのが面白くて、専門的に学びたいなと思って、大阪芸術大学を受験しました。」
![]() >>芸大に進学してよかったなと思うことはありますか?
「専門的なことを学べるのはもちろんですが、先生方の技量を見て毎日刺激を受けています。」 >>各新聞の記事に「アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真に影響を受けた」とありますが、何かきっかけは・・・?
「実は、芸大の推薦入試を受ける時に『一枚の写真を見て、それについて論文を書く』という試験があると聞いたんです。そこで、入試対策で写真集を見て論文を書いていたんですが、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集も見ていたんです。それがきっかけでスナップに興味も湧いてきて…。入試も合格して、こうして展覧会もできるようになったのは、あの時の写真集のおかげです!!」
![]() >>中浦さんの愛用のカメラはフィルムカメラなんですね? 「Mamiyaというメーカーのカメラを使っています。中古品なんですがもうこのメーカーのカメラは売っていなくて、あちこち探して買いました。現像しないとどんなのが取れているのかわからないところが面白いですね。デジタルだけじゃないフィルムの良さを知ってほしいです。」
>>新聞にも数多く取り上げられていましたが、最後に取材には慣れました?
「本当に口ベタなんですけど、今回の個展を通してしゃべるようになりました(笑)」 取材の後は、和歌山談話で盛り上がりまして…。地元仲間って素晴らしいですね。
大阪芸術大学にいる同じ和歌山県人として、大きく羽ばたいてくれることを期待しています!! 中浦彩瑛さん(写真学科2年)初個展 |