2009年5月11日

休日の芸術散歩・・・いえ、れっきとした実習です。

みなさん芸術学部に14の学科があることはご存知だと思いますが、その他にも資格課程(教職・学芸員・司書・司書教諭)が設置され、多くの学生さんが資格取得を目指して履修しています。

今日はその内の学芸員課程で5月10日(日)に実施した博物館見学実習をご紹介しましょう。博物館や美術館での作品収集・展示・保存に携わる学芸員を目指すこの課程のキモが「博物館実習」という科目です。

この「博物館実習」は、
・教室での実習
・年間4回の学外館での見学実習
・学内外館での実務実習(インターンシップ)
から構成され、実際に手や足を使って、フットワーク軽く、技術や知識を身につけていきます。

この内、見学実習の1回目が5月10日に行われ、90名弱の学生さんが参加しました。
博物館実習 白鶴美術館 学芸員
「大阪芸術大学」のシールと、緑色の「実習記録ノート」が実習生の証。

午前の部は「白鶴美術館」を見学。
博物館実習 白鶴美術館 学芸員
学芸員の先生によるレクチャーを受け、展示を見学します。

作品の鑑賞に加え、展示の方法や工夫にも着目して観察・記録している(はずの)学生さんたち。
博物館実習 白鶴美術館 学芸員 

一旦、解散して、午後は「兵庫県立美術館」に移動。
ここでも、学芸員の先生のレクチャーを受け、展示を見学しました。
折しも特別展は「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」。常設展を含めて相当のボリュームで、2時間ゆっくり廻ります。


そして、最後の締め。担当の田中先生、村上先生の挨拶の後、「お疲れさまでしたー」と、さわやかにお開きです。
博物館実習 白鶴美術館 学芸員 兵庫県立美術館 

学芸員課程は全学科の学生が履修できます。アートを学ぶ皆さんに身近な資格を取得するだけでなく、アートをより深く、また違った視点から捉え、楽しむきっかけにもなるのではないでしょうか。

なお、次回は6月28日(日)に国立民族学博物館で実施予定です。学生さんは遅刻しないように集合しましょう!
投稿者:教務課