―アーティスト・トーク&図書館ツアーへのお誘い―
12月1日から始まりました「展-TEN- FINAL in図書館」も激動の一週目(笑)が終了し、明日からいよいよ二週目に突入です。初日から芸大のある河南町の武田町長や大阪芸術大学の塚本理事長・学長・学院長もお忙しい中お越しくださり、見応えのある展示にお褒めのお言葉と良いものを観せてもらってありがとうとお礼のお言葉までいただき、大変嬉しく思いました。学内の学生さんや先生方のご来場も日増しに増えていますが、学外からも卒業生や美術関係の方々を始め、図書館関係の先生方もお越しいただき、本やしおり、ブックエンドなどを利用した展示方法や案内にも感心してくださいました。
OUA-TVの皆さんにも取材をしていただきましたが、放送学科2年生の学生さんたちが、授業の実習の中で、「展-TEN- FINAL in図書館」の取材に来てくださったのもとても嬉しいことでした。丁度「アーティスト・トーク&図書館ツアー」を終えて戻って来たところでしたので、もう一度、展の代表中谷吉英さんの展-TEN- FINALに懸ける思いや企画のコンセプトを語ってもらうところから取材が始まりました。
会期中のお昼休みの隔日に「アーティスト・トーク&図書館ツアー」を行っています。 この時間では、企画代表者の中谷さんの企画コンセプトや出品作家の作品に行き着くまでの話など、作家紹介に書かれていない話をたくさん聞くことができます。 まず、大学院陶芸助手の金理有さんの展示では、インパクトのある素晴らしい作品であることは一目見ただけでわかりますが、釉薬の使い方や制作意図・理念等、実際にお話を聞くことでより見えてくるものがたくさんあります。地底から掘り起こされたように演出されている砂も実際に作品と同じ釉薬で焼かれているとお聞きし、驚きました。取材の学生さんたちにもかなり響くものがあったようで、質問攻めでした。
うまく話せるか心配だと言われていた大学院生彫刻専攻の明石隼さんもツアー参加者の皆さんの質問に答えて、樹脂での制作過程や作品が生まれた経緯(「鱗」は夢から)等も熱く語ってくださいました。 今回の展覧会では、展示した作品を一方的に観てもらうだけではなく、アーティスト・トークでの質問や感想等の対話を通して、作家の側もまた新たな発見をすることができ、とても勉強になっていると感じます。まさに図書館が目指したい知的交流の場となっています。
大学院生絵画専攻の北村章さんの作品は、どうやって描いているのですかと図書館員に聞きに来られる方もおられた程ですが、木屑を使っている現在の制作形態がなぜ生まれたのか等の興味深いお話にツアー参加者だけでなく、閲覧席に座っていた人も読んでいた本を閉じて北村さんのお話に聞き入る姿も見受けられました。
アーティスト・トークに参加することで、作品や作家についてより深く知ることができ、本企画を2倍楽しむことが出来ます! また、施設等の紹介もしていますので新しい図書館も知ることができるのでは?!「こんなところにプリントアウトもできて、個人研究のできる学習室があったなんて!?」という声も聞かれました。
「アーティスト・トーク&図書館ツアー」は、毎回参加アーティストが違いますので、毎回来るもよし、お目当ての作家の話を聞きに来るのもよしなので、是非ともお越しください。
「アーティスト・トーク&図書館ツアー」 ◆9日(火) 上野真希子/日置智也/長谷川朋也/岡村 基 ◆11日(木) 神尾康孝/金 理有/竹下士敦/日置智也 ◆13日(土) 明石 隼/永田明日香/長谷川朋也
※参加希望の方は12:25に図書館2階のカウンター前に集合してください。
上記のポスターですが、学校の至るところで目にすると思います。実は、このポスター右下にQRコードがあるのです。このコードを携帯で読んでいただくと図書館の携帯サイトにつながります。図書館の携帯サイトでは、図書館の紹介やお知らせだけではなく、「展ダイアリー」と題して、アーティスト・トークの情報や報告などもアップしているので、是非ともアクセスしてください。 QRコードはちらしにもあります。 図書館HPからもアクセスできます。http://lib.osaka-geidai.ac.jp/limedio/i/info-j.html
展示、アーティスト・トーク&図書館ツアー、展ダイアリーを制覇して、展マニアになってはいかがでしょうか?
●「展-TEN- FINAL in図書館」 2008年12月1日(月)→13日(土) [休館日:12月7日(日)] 開館時間:平日9:20-19:40(土曜日 9:20-15:40) 場所:大阪芸術大学・図書館(芸術情報センター2階3階4階) ※会期中も図書館は通常開館しています。
投稿者:展-TEN-スタッフ+図書館事務室
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