みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!
2月12日から17日まで、「5人の色 様々に。55555」グループ展が中央区瓦屋町のdix anneesで行なわれました。企画、出品者は芸術計画学科09卒業生と在学生で構成されています。 展覧会場は雑貨屋さん内にある小さなギャラリーでの発表で、出品者のコメントとタイトルから学生時代からの友人の集まった展覧会であること、個性の違いをテーマにしていることを読み取る事ができます。 グループ展で作品発表するにあたり、それぞれ表現スタイルが異なって当然であり、それを前提とした企画内容であれば、どこが魅力的なのか疑問に思っていました。 会場では、学生時代から続けてきた制作をさらに発展させている作品や新作もありました。 雑貨屋さんという場所で、透明塩化ビニールに自然のイメージを着色構成した衣装作品などは、場所の特性を活かしたものになっていたと思います。
友達で集まっただけの展覧会と思えた展示場所に、個人の作品とは異なり、適度な大きさの段ボールボックスが5つ並べてありました。そのふたを開けるとそれぞれに作品らしきものから制作道具のようなものまで入っていました。展示コメントでは各々の大切なものを入れてあるとのことです。この作業は個人個人の作品だけでなく、5人で展覧会を行う共有感の展示だったのでしょうか。作品は未熟ながら、出品者の企画思考には、「差異と共有」というような大きなテーマがあったようです。 このような思考は、芸術計画学科の基本的根源的コンセプトであり、それを卒業後も仕事の合間をぬって実践し、社会に問いかけて行く姿勢には感心しました。今後もこのような作業を続けられる事を楽しみにしています。
出品者 池端真美香 上野妃都美 内山亜耶 亀野聡美 竹内陽子
会場http://dix-annees.com/
報告:加藤隆明 芸術計画学科講師
|