2020年10月8日

アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展 開催

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展」を開催中です!

 

アンリ・カルティエ=ブレッソンは、1908年にフランスで生まれた、20世紀を代表するカメラマンです。
愛用のカメラ「ライカ」を手に世界中を飛び回り、激動する歴史の瞬間や、日常の光景を瞬時にとらえて完璧な構図を作り出しました。

アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション」は、ブレッソン自身が全写真作品の中から選び抜いた411点で構成され、彼の写真創作の全容を一望できるものとなっています。
大阪芸術大学には、1977年に教育資料として所蔵されました。

今回は、その中から約80点を紹介しています!

 

みなさんは、写真を撮る時などに「決定的瞬間」と表現することはありませんか?
辞書では「重要な物事が起こる、その瞬間」などと記載されていますが、元々はブレッソンの写真集のタイトルから来ています。
その写真集は、ブレッソンにとって初めての本格的な写真集で、フランスとアメリカで出版されました。
フランス版は「Image à la Sauvette(逃げ去るイメージ)」ですが、英語には同じような意味の言葉が見当たらず、アメリカ版は「The Decisibe Moment(決定的瞬間)」と命名。
日本では、和訳した「決定的瞬間」という言葉と共に有名になりました。


本学の図書館にも所蔵されています。

 

当時、写真は専ら肖像か風景を写すことに使われていましたが、ブレッソンの写真はまさに何かが起きる一瞬にシャッターが切られており、多くの人々に衝撃を与えました。
歴史的な場面だけでなく、日常の何気ない瞬間、人々のふとした表情をとらえることで、時代背景や社会情勢が写し出されています。

 

みなさん、ぜひ会場へお越しください!
 

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在学生・教職員など学内の方に向けて開催しています。
ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。
発熱や咳・咽頭痛などの症状がある方はご来館をお控えください。
会期の変更や入場制限を行う場合があります。


(学生の方は、学生証をカードリーダーに通すことで入場を管理します。)
 

令和2年度 大阪芸術大学所蔵品展
「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展」
2020年10月5日(月)~22日(木)
開館時間 11:00~17:00
休館日  日曜日、10月10日(土)、15日(木)

 

投稿:島田(学生課)