本日のブログは、先週からスタートした展覧会「わたしぼくデザイン」のご紹介です。
想像力をデザインする体験型エンターテインメント「わたしぼくデザイン」。
これはデザイン学科の特徴的なカリキュラムである、ハイパープロジェクトの1つとして生まれたものです。ハイパープロジェクトでは、コース、学年の枠を越えてひとつの目的に向かって取り組んでいます。今回はそこにさらに学科の枠も越え、アートサイエンス学科の学生も合流。一緒につくり上げた展覧会です。
誰の中にも眠る「想像する力」をとりもどす「きっかけ」がたくさん用意されています。
普段の感覚や想像とは違う反応があった時、何かの感触、感覚で心の奥にある昔の記憶が呼びおこされそうになる時・・・。
自分の完成を研ぎ澄まして、眠っていた想像力でジブンの新しい可能性が目覚めるかもしれません!?
違和感スイッチ:普段の感覚を揺さぶられる体験 | からだの記憶:自分の過去にもどる体験 |
なので、展覧会から感じることは人それぞれ。一人でじっくり感じてみるのもよし、仲間と感じるものを話しあいながら進むも良し。一枚のチケットで何度でも来場できるので、体験してください。来場するたびに新しい発見がみつかります。
ジブンの中の「想像する力」を取り戻し、あなたが主役の体験をデザインしてみてください!
からだの記憶:からだが覚えていること? | 本の部屋:直感的に見つけたページは・・・? |
デザインは近年、「モノ」のデザインだけではなく、体験や経験などの「コト」へとシフトしつつあります。今回の展覧会も鑑賞するデザインから体験するデザインへ。かつそれをどうデザインして表現するかという取り組みです。
誰かの個人の作品というのはありません。だれかの発送が他の人の次ぎのアイデアになり展示に発展しました。
初日には「拡張するデザイン」というテーマでオープニングトークも開催されました。
キーノートスピーチでは、公益財団法人日本デザイン振興会理事で事業部長の矢島進二さんより、今のグッドデザイン賞現場から、デザイン界の変化などをお話しいただきました。
「モノ」のデザインに対してのカテゴリーはもちろんですが、様々な要素をまたがったものが受賞しているおり、デザイン界を物語っているとおっしゃられました。
カテゴリーもNPO法人の取り組みやビジネスモデルなどの多様に渡っているそうです。
その後、デザイン学科学科長の高橋善丸先生、国立民俗学博物館特別客員教授の辻邦浩さん、デザイン学科教授の清水柾行先生も加わり、クリエイティブの可能性や、教員の立場から教育の現場でのデザインの学びをトークされました。
ここでもやはり、「体験」という形のないものへの重要性のお話しがでました。デザイナー(制作者)ではなく、ユーザーや社会へ視点を移すことが重要になっていきているようです。
2025年の大阪・関西万博も決定しました。テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」とのこと。
これからのデザインを考えるきっかけとして、ぜひこの展覧会でなにか「きっかけ」を見つけてください!
「わたしぼくデザイン」体験型デザインエンターテインメント
2019年11月12日(火)~12月1日(日)※月曜日休館
11:00~19:00(入場は18:30まで)
あべのハルカス24F 大阪芸術大学スカイキャンパス
入場料:一般¥1,000- 学生¥500-
中学生・高校生・大阪芸術大学グループ学生:無料
詳細WEBでご確認ください⇒「わたしぼくデザイン」
投稿:中村(企画広報部)