2017年4月1日

「二条城 桜まつり」でアートサイエンス課外授業実施!

現在、京都の二条城で開催中のイベント「二条城 桜まつり2017-桜の宴- Directed by NAKED」!!
このイベントの演出を手がけているのは、本学アートサイエンス学科客員教授の村松亮太郎先生です!
山桜、里桜、枝垂桜など50品種300本の桜が咲き誇る世界遺産・二条城を舞台に、プロジェクションマッピングや、光と音を使った演出で桜のライトアップを行っています。

例えば、鶴や亀・聖域を守護する霊獣が彫刻されている重要文化財「唐門」は、夜になると…


こんな感じに!!


イベント開催前日の、3月23日(木)には、村松先生によるアートサイエンス学科の課外授業も実施されました!!
課外授業に参加したのは、アートサイエンス学科1期生となる新入生を含む高校生およそ50名です。


授業では、村松先生から今回のイベントのコンセプトや、演出の説明、そして実際に二条城内を回っての作品ガイドツアーなどが行われました。

 

「テクノロジーは絵を描く筆のようなもの」だと話される村松先生。
日々進歩する科学技術ですが、それを使って「何ができる」ではなく、「何をしたい」かを考えることが大切だということです。


また、村松先生は何かをつくる時に、必ずその場所(舞台)でやる意味を考えられ、「物語」を大事にされます。
今回の作品は、「二条城で桜の精霊が宴をしている」というのがコンセプト。

まず「唐門」は、ストーリーへの誘い。
鶴が桜の花を咲かせるという演出で、観客たちを桜の世界へと導きます。


続いて、「香雲亭」。
こちらは、本物の「能」を建物に映している作品ですが、その周りの池や桜など、全体の雰囲気を含めて作品になっています。


最後に「清流園」で、本物の桜の木にプロジェクションマッピングを行っています。
桜の木に精霊が宿っているという演出。
この作品は、桜の花の咲き具合で表現が左右されないよう、幹に重点を置いて映像を投影しています。
咲き始めから散るまで、美しく見える作品になるよう、工夫されているそうです!

 

授業の最後には、参加者たちからの質問コーナーも!
例えば、「プロジェクションマッピングを行いやすい条件って?」という質問に対しては、「周りの環境・建物の色味・質感の3つ!」と的確にアドバイス。
終了時間ギリギリまで、熱く指導してくださいました!!

「二条城 桜まつり2017-桜の宴- Directed by NAKED」は、4月16日(日)まで開催中!
>>詳しくはコチラ

さあ、いよいよアートサイエンス学科の学びがスタートしました!!
このブログでも、授業の様子をどんどん取材してきますよー!
お楽しみに♪

 

投稿:島田(企画広報部事務室)