2016年6月7日

卒業生・俳優の橋本じゅんさんが来学!

5月24日(火)、大阪芸術大学に俳優の橋本じゅんさんがお越しになりました!

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橋本さんは舞台芸術学科の卒業生で、大阪芸大で生まれた「劇団☆新感線」に所属。
舞台やテレビドラマ、映画など幅広いジャンルで活躍されています。

また、ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」のゲストとしても出演されています!

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今回は、舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生の授業内で学生たちの指導にあたりました!

ウォーミングアップでは、走ったり、スキップしたり、腹筋や側筋を鍛える運動をしたり…
橋本さんの熱血指導に、学生たちは汗だくになりながらも一所懸命応えていました!

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アップを終えた学生に話を聞いてみると、
「普段の授業では、こんなに筋トレをすることがないんです。
でも、いろんな先生に”体力作りが大事”だといつも言われているし、大切だと思います。
今日はすぐ、へとへとになってしまって、自分はまだまだだなと痛感しました!」とのこと。

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身体を温めた後は、2人1組になって背中合わせで立ち上がる運動「背中合わせ立ち」を始めました。
中学・高校の体育の授業などで、経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
お互いが相手を信頼して体重を委ね、押す力やタイミングを上手く合わせて立ち上がります。

「舞台の上に立っている間は、先輩・後輩はない。役者同士で遠慮していては、舞台になんて立てない。
遠慮せず、誰とでも息を合わせられるようにしなきゃいけない。
自分が”これをやりたい”と思っても、相手も受けてくれないと成立しないから、この運動で他者との繋がりを意識してほしい」
と話される橋本さん。
この背中合わせ立ちを授業に組み込んだのには、そんな理由があるんですね。

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またその後には、5人組になって前後左右の距離を感じながら、みんなで動きをそろえる練習が行われました。
1人が向きを変えたら、他の人もその動きに合わせて、同じタイミングで歩いたり、跳ねたり、手を振ったりします。
簡単に見えるかも知れませんが、言葉を交わさずに肌で空気を感じて、綺麗に動きを合わせるのは大変だと思います!
これも、他者を意識して息を合わせる練習になるのだそうです。

学生たちも、最初はチグハグでしたが、徐々にコツを掴んできた様子で、後半には大胆な動きにも挑戦していました!

憧れの先輩からの熱いレッスンは、学生たちにとって大変刺激になったに違いありません。
橋本さん、ありがとうございました!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月6日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

明日・6月7日(火)から、スカイキャンパスで「第18回 亀倉雄策賞受賞記念 三木健展[りんごデザイン研究所] 大阪巡回展」が開催されます!

亀倉雄策賞は、1997年に急逝した日本のグラフィックデザイナー、亀倉雄策さんの生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として設立されました。
賞の運営と選考はJAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会)によって行われ、毎年『Graphic Design in Japan』の掲載作品の中から最も優れた作者・作品に対して授与されるのですが、今年はデザイン学科教授の三木健先生に贈られました!
受賞作品は「APPLE+」という作品で、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された企画展の告知ポスターです。「りんご」という、世界中で誰もが知る果実を通して、デザインの楽しさや奥深さに気づく三木先生の教育メソッドを紹介する内容も、評価の対象となりました。
この”りんごを使った教育”については、以前このブログでも紹介させていただきました!
>>りんごから学ぶ「基礎実習Ⅰ」りんごから学ぶ「基礎実習Ⅰ」続編!

今回の展覧会は亀倉雄策賞受賞を記念して開催されるもので、会場には「APPLE+」のポスターの他に、りんごを題材にしたさまざまなデザイン作品が展示されています!!
詳しい展示の模様は、後日紹介しますね!!

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さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは先週に引き続き、舞台芸術学科卒業生で俳優の橋本じゅんさんです!

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今回は、大阪芸術大学時代の話をしていただきます!
大阪芸大への入学を志したきっかけが、新聞に載っていた劇団☆新感線の記事だったという橋本さん。
入学してすぐに入団されたのかと思いきや、1年生の時は別の劇団で活躍していたそうですが、劇団☆新感線にはどのような形で入団されたのでしょうか?
そして、パーソナリティの内藤先生とも在学中に接点があったそうですが、どんなエピソードがあったのでしょう?
今夜の放送も、お聴き逃しなく!

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月6日(月)20:30~21:00 オンエア
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投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月4日

大阪芸術大学 MY REQUEST♪

6月1日(水)、大阪・南森町にある“オンリーワン ファンキーステーション”FM802にお邪魔しました。
この日6月1日は、FM802の27回目の開局記念日!!
ラジオ局内は“ハッピーバースデイ”ムードで、沢山のビッグアーティストから祝福のお花が届けられていました。

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21時、スタジオでは、落合健太郎さんがDJを務めるFM802の人気番組「ROCK KIDS 802」の生放送がスタートしました。
毎週水曜日は大阪芸術大学が提供するコーナー「大阪芸術大学MY REQUEST」の放送日。
コーナーのアシスタントDJとして、放送学科卒業生の板東さえかさんが活躍されています!

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この日のゲストは、板東さんの先輩・友人でもあるデザイン学科卒業生のアートユニット「WHOLE9」のhitchさんとsimoさんのお2人。
「WHOLE9」とは、ラジオを愛するMUSIC LOVER たちの特大忘年会、FM802が贈るロックフェスティバル!「RADIO CRAZY」の会場を彩る大型バナーを制作していることで有名で、ライブペイント、壁画制作を中心に活躍しています。

FM802 27th FUNKY BIRTHDAY~27歳と音楽~』の特別編成にて「“ハッピーバースデイ”ライブペインティングin FM802」と称して、「WHOLE9」によるFM802の開局を記念するライブペインティングが行われました。

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ライブペインティングも21時過ぎからスタートし、スタジオの一画の壁に備え付けられた1800角(1.8m×1.8m)の真っ白なキャンバスは、軽快で元気な番組のオンエアと同時進行で、hitchさんとsimoさんのエネルギッシュな創作により、瞬く間に圧巻のイラストで彩られていきました。

時間の経過とともにどんどんと表情を変えていくキャンバス。
落合さん、板東さんをはじめ沢山のラジオ局スタッフが見守る中、番組の放送が終了する夜中の0時にようやく完成。
作品のコンセプトは「お祝い」「おめでとう」とのことです。

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完成した作品の前で記念撮影。

この「ROCK KIDS 802 – 大阪芸術大学MY REQUEST」では、
今後も、アシスタントDJの板東さえかさんと、“大阪芸術大学繋がり”のホットなアーティスト、クリエイターが登場予定です。
楽しみですね!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月3日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

7月2日(土)・3日(日)、ホテルグランヴィア大阪26階で、日本最大規模のアートフェア「ART OSAKA 2016」が開催されます。
生活空間に近いホテルの客室67部屋を会場に、53ギャラリーが参加を予定!
新人作家の作品から、国際的に活躍する著名作家の名作まで、絵画・彫刻・版画・写真など幅広いジャンルの作品が並び、気に入った作品はその場で購入することもできるそうです。

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このイベントに、大阪芸術大学も参加します!!
先日、出展する学生たちが、美術学科の加藤義夫先生から指導を受けていました。
どの作品を出展するか吟味している様子。

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こちらの作品を制作している森山枝美さんにお話を伺うと、「私はギリギリまで制作して、どの作品を出展するか決めようと思っています」とのこと。
がんばってくださいね!!

大阪芸術大学 出展予定作家 日下部一司 / 中川佳宣 / 馬渕晃子 / 岡田尭之 / 鈴木雄介 / 松浦知子 / 森山枝美 / 馬場雄基

 

Still0603_00005さて、今週の「大阪芸大テレビ」、まずはじめは、5月15日(日)に行われたイベントを2つ紹介します!

 

Still0603_000021つ目は、大阪市中央公会堂で開催された「OSAKA DESIGN FORUM」の話題。
企画から運営までデザイン学科の学生たちが中心となって行われるこのイベントには、各方面で活躍するデザイナーが招かれ、講演会やトークセッションを行います。
今年は、海外からもゲストをお呼びし、シンガポールを中心に活躍中のプロダクトデザイナーであるエドウィン・ローさんが出演してくださいました!

 

Still0603_000032つ目は、兵庫県中央区にある三宮フラワーロードで行われた「第46回 神戸まつり」メインフェスティバルの模様です。
神戸まつりは、1971年に市民参加型の画期的な祭りとして誕生した兵庫県最大の祭典で、メインフェスティバルではマーケットイベントやステージショー、サンバのパレードなどが行われています。
大阪芸術大学グループも、このイベントに参加!来場者に大学での学びを体験してもらいました。
どんな内容なのかは、番組でご覧ください!!

 

Still0603_00004続いて、これまでにお送りした映像の中から特に人気のあったものをもう一度お送りする「OUA-TVアーカイブ」のコーナーです。
先週に引き続き、昨年度の短期大学部オープンキャンパスをお届け!今回は、大阪学舎の模様です。
大阪学舎には、英米文化学科と保育学科があります。
今年の短期大学部オープンキャンパスは6月12日(日)に開催!!参加される方は予習のためにもご覧くださいね!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月3日(金)
サンテレビジョン 24:45から
6月4日(土)
テレビ和歌山 22:30から
6月5日(日)
奈良テレビ放送 19:30から ※放送時間変更


2016年6月2日

所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」開催中!!

現在、大阪芸術大学芸術情報センター1階展示ホールにて、所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」を開催しています!

ポスターデザイン:小林真由美(デザイン学科4年)さん

音と映像メディアの変遷ポスター(B4)

毎年1回、蓄音機をはじめ映像機器も含めた所蔵品展を行っている大阪芸術大学博物館ですが、今回の展示は15回目の開催となります。
テクノロジーの進歩とともに発達したオーディオ・ヴィジュアルメディアの変遷をたどることで、人々の生活の中に新たなメディアとして浸透していった全貌を理解していただける展示内容です!

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まずは、蓄音機の変遷をたどってみましょう♪
蓄音機の開発に貢献した人物には、主に2人の発明家の名前が挙げられます。

1人は、トーマス・アルバ・エジソンで、1877年に円筒式蓄音機フォノグラフを発明して、声の録音と再生に成功しました。
エジソンは、円筒に錫箔(すずはく…メッキなどに使われる金属を薄く伸ばしたもの)を巻き付けたものを手で回転させ、録音針を押し当てて錫箔にできる溝の深さの変化で音を記録しました。
そして、この溝を再び針でたどって、音を再生させる仕組みを作ったそうです。

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そしてもう1人は、エミール・ベルリナー
ベルリナーは、1887年に円盤レコードを使う蓄音機グラモフォンを発明した人物です。
左右に揺れる溝を記録する方式で、亜鉛盤に薄く塗った蝋を録音針で削って、酸性の液に浸し盤を腐食させて録音溝を作る方法で、音を記録しました。

エジソンはビジネス用の口述記録や電話の通話記録など、実用的な録音再生機として、録音状況を変えずに最初から最後まで同じ音質で録音できる円筒を選んで開発を進めました。
一方、ベルリナーは音楽を再生して楽しむ娯楽のための再生機として、取り扱いが楽で大量生産しやすい円盤を選びました。
この違いが、レコードの形として現れたのだそうです。

所蔵品展では、時代に沿って形が変わっていく蓄音機を見ることができます!!

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こちらは、1906~1908年に製造されていた「ビクターⅡタイプM」という蓄音機。
花柄のホーンが華やかでとても目を引きますね。

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左の蓄音機は、1910年頃、日本で最初に製造された「ユーホン」です。
一見、蓋のないテーブルに見えますが、トーンアームとクランクをホーンの開口部に、ターンテーブルをキャビネットの底面に収納するポータブル型として作られているそうです。

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開発初期の蓄音機は、機械部分がむき出しになっているものが多いのですが、次第に機械を仕舞える棚のような形に変化していきます。
これは、家庭の中で蓄音機が普及したことで、他の家具と色合いや質感を似せ、部屋の中に自然に設置できるように設計されたからだそうです。

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蓄音機に続く娯楽として登場したのが、ラジオ
世界で最初の公式なラジオ放送と言われているのは、1920年のアメリカ大統領選挙の速報放送だそうです。
日本では、1925年に試験放送を始め、翌年1926年に国内のラジオ放送が本格的に始まりました。

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こちらは、1924年製の「モデル10C」というラジオ!
一枚板の上に部品が取り付けられた”ブレッド・ボード・ラジオ”と呼ばれた形式のラジオらしいです。
なんだかすごい装置ですよね!!

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ラジオの普及に伴って、ラジオを内蔵した蓄音機が販売されたり、蓄音機をラジオのスピーカーとして使えるようなアタッチメントが発売されるなど、娯楽の手段も広がっていきました!

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続いて、テレビの登場です!
日本で最初にテレビの製造を行ったのはシャープで、1951年に試作品を完成させました。
そして、写真の「TV7-17T」という機種は、1953年のテレビ放送開始と同時に販売されたもの。
12、14、17インチのサイズ展開で、このテレビは当時の中では最も大きい白黒17インチブラウン管テレビです!
私たちが当たり前のように視聴しているテレビですが、まだ放送開始から60年余りしか経っていないんですね!

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展示されているのは、ホームエンターテインメント機器だけではありません。
奥には、プロフェッショナル放送機器の所蔵品が展示されていました!!

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こちらは、1957年製の「ST-14TI」という機種で、6.3mm幅のテープを使う放送業務用の真空管式フルトラック・モノラルテープレコーダー。
本学6号館建設の際、NHKで使われていたものを、音楽学科の電子音楽スタジオに移設した機材だそうです。
当時の実習で、学生たちも触れていたらしいですよ!

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ピンクで可愛いこのデッキは、1969年製「DN-336R-T」で、1970年に開催された大阪万国博覧会のおまつり広場で活躍した巨大ロボットの中に搭載されていた現物なんですって!
1インチ幅のテープを使った6チャンネルマルチトラックテープレコーダーです。
派手な色は、イベントに使われていたからなんですね。

他にも、ラジオ局で使われていたテープレコーダーや、テレビ局で使われていたビデオカメラ、マイクなど…今では貴重になってしまった機器たちが展示されていました。
全てを解説することができませんので、展示ホールで直接ご覧くださいね。

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さらに、「中川一夫ライカコレクション」も展示されています!
ライカとは、ドイツのエルンスト・ライツ社が製造するカメラのこと。
中川さんはライカ研究者で、生涯かけてライカとその関連資料を収集され、このコレクションは2006年にご遺族より本学に寄贈されました。

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カメラ本体やレンズのみならず、アタッチメントやアクセサリー、店頭用広告ボードや、写真を引き伸ばして現像するための引伸機なども展示されています。

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みなさん、ステレオ写真ってご存知ですか?
平面(2次元)の写真で立体(3次元)として見える写真のことで、19世紀に写真が実用化された頃から存在していて、20世紀初め頃には世界各地の風景を撮影したステレオ写真が出版されていました。
現在では、事故現場の状況を記録するために活用されています。

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人が物を見る時に、右眼と左眼で見える像にズレがあり、そのズレを脳が認識して立体として見ています。
ステレオ写真はその原理を応用して、少しずれた位置で撮影した2枚の写真で構成されています。
専用のカメラか、もしくは2台のカメラを取り付けて使うアタッチメント、1台のカメラで撮影するためのレンズが必要なのですが、ライカにもステレオ写真撮影用のアタッチメントがあります。

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ステレオ写真撮影用交換レンズ「ステマー」で撮影したこちらの写真は、専用のステレオビューワーで見ると立体画像として浮かび上がるのだそうです!
さらに、ステレオビューワーを使わなくても「裸眼立体視」という方法を使えば、立体画像として見ることができるのですが、みなさんはできるでしょうか?
訓練すればできるようになるみたいなので、ぜひ展示ホールで挑戦してみてくださいね!!

裸眼立体視
平行法
右側の画像を右眼、左側の画像を左眼だけで見て、焦点を合わせないように画像を見ているとぼやけてきますが、そのままぼやけた状態を続けると中央に立体画像が浮かび上がります。
交差法
右側の画像を左眼、左側の画像を右眼だけで見て、より眼の状態で画像までの距離の中間で視点が交差するようにすると、横に並んだ3枚の画像が見え、中央の画像が立体に見えます。

所蔵品展の内容を少しでも楽しんでいただけたでしょうか?
私は仕事を忘れて、展示されている所蔵品を見るのに没頭してしまいました。
みなさんもぜひ、実際に見てみてくださいね!!

投稿:島田(企画広報部事務室)