2014年10月22日

声は時代だ。

今日は、放送学科声優コースの実習科目「演技表現技法」の様子をご紹介します!
この授業を担当しているのは、放送学科教授の杉山佳寿子先生と同学科の平野正人先生。
どちらのクラスも、今月は大阪で開催される「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 声は時代だ。」に向けて、朗読劇の練習に励んでいました!!

まずは杉山先生のクラス。
このクラスの演目は「金庫破りと刑事」です。
オー・ヘンリーの短編小説「よみがえった改心」に脚色を加えたもので、平穏な生活を手に入れた天才的な金庫破りと刑事の物語。
昨年も上演されたこの作品、中でも私が見どころだと思うのは、市民たちが市長を讃える「市長はえらい!市長はえらい!市長は素晴らしい!」という掛け声です。
作中に何度もこのフレーズが登場するのですが、杉山先生の指揮に合わせて掛け声が飛び交うので、まるで合唱のようです!

続いて、平野先生のクラスの様子です。
こちらは「遙かなる車窓」という演目を朗読します。
犬養道子の「アメリカン・アメリカ」が原作で、当時不治の病とされていた結核という病気にかかってしまった道子を主人公に物語が進みます。
声優というのは、実にさまざまな感情表現の力が要されます。
病気を宣告する時の医者の声、宣告された道子の返答、体験したことがなくても、まるで体験したかのようなリアルな感情を声にしなくてはいけません。
声の出し方によって、同じセリフでも全く違って聞こえるから不思議でした!

シンポジウムには、放送学科声優コースの学生たちの他に、杉山先生をはじめとしたプロの声優として活躍されている教授陣も登場します!
大阪公演の申し込みは終了してしまいましたが、現在は東京公演の参加申し込みを受け付けていますので、近くにお住まいの方や、大阪からでも駆けつけたいという方は、ぜひご参加ください!!

「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 声は時代だ。」
大阪公演 平成26年9月8日(月)~10月4日(土)

投稿:島田(OUA-TV)