2014年5月22日

スクリーンサーカス2014

今日は、映像学科の学生たちが行っている「スクリーンサーカス2014」を覗いてきました!


「スクリーンサーカス」とは、映像学科2年生の授業「制作Ⅰ」で制作された10分間のフィルム作品の上映会です。
今回は、現・3年生が2年生の時に制作した7本の作品が上映されました。

作品は、「シナリオ創作論」という授業で書かれたシナリオを元に制作されています。
ですので、中には同じシナリオを原作にした作品もありました。
同じシナリオでも、制作班によって撮り方や見せ方がまったく違うので面白いです!
たった10分という時間に、学生たちが表現したい世界がぎゅっとつまっていました!

また、作品の上映だけでなく、監督を務めた学生へのインタビューも行われ、こだわりや見どころなどが話されました。


映像学科では、1年を通じてさまざまな上映会を行っています。
2年生の授業「制作Ⅰ」の作品上映会が「スクリーンサーカス」。
3年生の「制作Ⅱ」の作品は、「メッセージV」という上映会で公開されます。
そして4年生では、卒業制作作品の上映会「ダイゲイフィルムアワード」を開催します。
また、積極的に自主制作を行う学生もたくさんいて、とにかく映像づけの4年間を送ることができるのが、映像学科です!

次はどんな作品が上映されるのでしょうか?

投稿:島田(OUA-TV)


2014年5月21日

虚實皮膜の間 練習風景

今日は、「錦影繪池田組」のみなさんの活動をご紹介!
錦影絵については、以前も何度かブログで紹介しましたが、みなさん覚えていらっしゃいますか?
江戸時代に確立された影絵で、和紙のスクリーンの裏側から「風呂」と呼ばれる幻燈機と「種板」というスライド版を操作して物語を展開します。

そんな錦影絵を復元し、現代アートへと昇華させようという取り組みを行っているのが、芸術計画学科教授の池田光恵先生率いるプロジェクトチーム「錦影繪池田組」!

今回は、来週の学内公演に向けて練習しているところへお邪魔してきました!!

参加しているのは、デザイン、キャラクター造形、芸術計画学科などの学生たち。
大学に入学して錦影絵のことをポスターなどで知り、その美しさや日本らしさに魅了されて参加したそうです。

こちらが「風呂」。


映像を投映する際には、手前の黒い布を外して操作します。
中には光源となるライトが入っているのですが、昔はロウソクを使用していたそうです。

こちらが「種板」です。


種板は、先ほどの風呂に取り付けて使います。


さまざまな動く仕掛けが施されていて、この種板は左側の滑車を回してスライドを回転させることができます。
カメラのシャッターの動きを利用して作った種板もあるそうです!

これらの種板は、江戸時代に使われていたものを元にPhotoshopなどを用いて復元したものもあれば、学生たち自らが考案して作った全く新しいものもあるのだとか。

そして、実際に風呂に種板をセットして投映したものがこちら!
背景となる絵は三脚で固定されていて、人間や動物は風呂を持った学生によって動作を加えられます。

錦影絵を生で見るのは初めての私。
CGでは出せない独特のアナログ感に、あたたかみを感じました!
写真では細かい動作の表現を伝えることができませんので、気になる方は実際の公演をご覧になってみてください!!

「虚實皮膜の間(にしきかげえ ふぃるむのあわい)」
演目:錦影絵「池田の猪買い」/錦影絵小品「花輪車」
日時:5月26日(月)12:35-13:10
場所:大阪芸術大学芸術情報センター地下1階AVホール
入場無料・一般の方のご観覧歓迎

投稿:島田(OUA-TV)


2014年5月20日

蓄音機がやってきた

みなさん、“音を再生する”ものといえば、どんなものを想像しますか?

ここ30年程の音楽メディアの変遷を見てみると、とても面白いですよ。
1980年頃、音楽メディアと言えばレコードが過半数を占めていました。
その後、1984年から1990年頃までは、カセットテープが主流の時代に。
CDが登場したのは1983年、カセットテープのシェアを越えたのが1991年頃、そして2002年には全体の95%の独占状態だったそうです!
さらに、2004年にダウンロードという制度が誕生し、現在はCDとダウンロードが半々くらいで主力になっているみたいです。
たった30年で、めまぐるしく移り変わっていますよね。

さて、今日はそんな音楽再生の原点とも言える話題。

現在、芸術情報センター展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展蓄音機からラジオ・テレビへが行われています。
前期・後期に分かれており、今週は「【前期】蓄音機がやってきた」を開催中。


蓄音機は、1877年にアメリカのエジソンが発明し、1930年代頃まで作られていました。
レコードに刻まれた溝を再生針でトレースし、その振動を振動板に伝えて音に変換します。
レコードプレイヤーの前身と言えるものです。

蓄音機のレコードには、丸い筒状の円筒レコードと、薄い円盤状の円盤レコードがあります。

こちらは、1890年代にアメリカで製造された円筒式蓄音機


そしてこちらが円盤式蓄音機です。


蓄音機と言うと、大きなホーンのついたラッパ型を想像する人が多いかも知れませんが、こんな箱型のものもあるんですよ。

さらに、これは大正時代に日本で製造されたもの。
経机のような形が、いかにも日本らしいデザインですね!

蓄音機から流れる音は、本来の声や楽器の音にとても近いので、まるですぐそばで聴いているような錯覚に陥ることがあるそうです。
1日2回、レコード試聴会も行われていますので、みなさんもぜひ、蓄音機の魅力に触れてみてくださいね。

大阪芸術大学所蔵品展
「蓄音機からラジオ・テレビへ -ホーム・エンターテイメントの潮流-」
【前期】蓄音機がやってきた 5月14日(水)-23日(金)
【後期】ラジオ、テレビもやってきた 6月11日(水)-20日(金)
芸術情報センター1階展示ホール 11:00-18:30

>>詳細

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続いて、今日はもう一つ。
卒業生から、グループ展のお知らせを頂きましたので、ご案内します!

「第2回 カロンズ大賞展」
会期:5月20日(火)-30日(金)
時間:11:00-18:00(土日は17:00まで)
場所:ギャラリー風(HP)

美術学科の卒業生8名が出展しています。
本日から開催されていますので、ぜひぜひ足を運んでみてください!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年5月16日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

今日、5月16日は「旅の日」です。
元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立ったことにちなんで制定されました。
ところでこの「奥の細道」、実際の旅をベースにしているとはいえ、作品の中には多くのフィクションが含まれているそうです。
例えば、「行く春や鳥啼き魚の目は泪」という句は旅を終えてから作り加えられたものだと言われていたり、「あらたふと青葉若葉の日の光」にいたっては、本当の芭蕉一行の旅は雨続きだったので青葉若葉が日の光を浴びて輝いてなどいなかったと言うので驚きです。
あえて実際と異なる描写をしてでも、その場所の素晴らしさを表現しようとしたんですね!まさに芸術!!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、演奏学科の学生によるピアノ演奏会の話題からお伝えします!
演奏学科では、ピアノ演奏の高度なテクニックを身に付けるためマンツーマンでの指導を行っており、修得した表現力を披露する機会もたくさんあります。
今回の演奏会では、オーディションで選ばれた10名の学生が出演しました。
ピアノの美しい音色を聴いていると、心が癒されます♪

 

続いて、学生たちが制作した映像作品をお届けする「OUAシアター」のコーナーです!
今回は、映像学科の吉田岳大さんが制作した作品「逃走」をお送りします。
毎晩のように“誰かから逃げる夢”を見る主人公…果たして、その夢の訳とは…??
ハラハラ・ドキドキする、ちょっぴり怖いお話です、お見逃しなく!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
5月16日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
5月17日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2014年5月15日

キッズコンサートinスカイキャンパス♪

最近、雨の日が多いですね。
今の時期、梅雨本番の前触れのように雨が降ることを「走り梅雨」と言うそうです。
雨が降る日は、屋内で芸術鑑賞をするのもいいですね!
大阪芸術大学スカイキャンパスでは、18日(日)からOSAKA DESIGN FORUMの一環としてデザイン学科の学生たちの優秀作品展が開催されます。
みなさんも是非、お越しくださいね!

さて、今日のブログは、先月23日(木)にスカイキャンパスで行われたイベントの話題をご紹介!!

この日、大阪芸術大学スカイキャンパスにて「キッズコンサートinスカイキャンパス」が行われました。
このコンサートは、弦楽四重奏団『クァルテット・エクセルシオ』によるアウトリーチ活動として、大阪芸術大学附属照ヶ丘幼稚園の園児とその保護者を対象に開催されました。

普段はコンサートホールでしか聴けないような演奏に、興味津々の園児たち。
モーツァルトやアンダーソンなど、さまざまな楽曲の演奏が披露されました。

クイズを交えた楽器紹介では、みんな積極的に手を挙げて発言していました。
また、音楽に合わせて手拍子をしたり体を揺らしたりといったリズム遊びに参加する園児たちからは、心から音楽を楽しんでいるのが伺えました!

人間の「きく」能力は、4歳から6歳がピークなのだそうです。
幼いうちからいろんな音楽に触れて、音に対する関心を深めて欲しいです。
音楽を身近に感じられるのも、大阪芸大附属の幼稚園ならではですね!

投稿:大阪芸術大学スカイキャンパス