2014年3月19日

学生たちによる錦影繪池田組がテレビ出演!

突然ですが、みなさんは錦影絵というのをご存知ですか?
江戸時代に確立された影絵で、日本のアニメーションの原点とも言われています。
和紙のスクリーンの裏側から「風呂」と呼ばれる幻燈機を操作して映像を構成し、「種板」というスライド板を持った演者が物語を展開します。
当時はとても多くの人に親しまれたそうですが、映画の普及と共に昭和初期には廃れてしまいました。
今の私たちには、あまり聞き馴染みがありませんよね。

そんな錦影絵を復元し、現代アートへと昇華させようという取り組みを行っているのが、芸術計画学科教授の池田光恵先生率いる学生たちによるプロジェクトチーム「錦影繪池田組」です!


池田組が活動を始めたのは今から10年前のこと。
錦影絵の風呂と種板を復元製作し、様々な作品を生み出してきました。
学内では勿論のこと、学外でも上演活動を行っているんですよ。

そして、なんとそんな池田組のみなさんが、テレビ番組で紹介されることになりました!
まずは、昨年10月にイギリスのバーミンガムで行った「虚実皮膜の間(にしきかげえ ふぃるむのあわい)」公演風景が放送されます。
また、大阪歴史博物館所蔵の種板「道化獅子買い」を「池田の猪買い」として復元したことや、「花輪車」という上演作品なども紹介しながらのスタジオトークも繰り広げられました。

工夫を凝らして生み出しされた昔ながらのアナログの創造の世界、是非ご覧ください!

「極上アンティークお宝映像発掘!ムカシネマ2」
NHK BSプレミアム(BS103)にて
4月5日(土)21:30-23:00放送

投稿:島田(OUA-TV)