芸術計画学科の卒業生を中心としたグループ展が開催されているので紹介します。
2011年8月20(土)から9月4日(日)までの大阪市阿倍野区のギャラリー流流にて「再」展が開催されています。参加者は上瀬留衣、高木詩真子、西村卓也、ふじもとひとみ(にょっきs)、みおつくし、横地香樹(にょっきS)、大橋勝の7名です。この展覧会は「再」という語/文字から、各自が自由に連想したり解釈した表現を持ち寄るもので、出品者ごとの考え方や個性がうかがえる興味深い内容になっています。
上瀬留衣(芸術計画学科卒)の作品は、白い砂を入れた複数のガラスの器(レディメイド)がひとつだけ赤い液体を充填した器を囲むように配置したインスタレーションです。赤い液体は血を、白い砂は遺灰を連想させ、生と死をめぐる作者の思いが表されているようです。
高木詩真子(美術学科卒)の作品は、小学校とおぼしき写真を壁から床にかけて不規則に貼り付け、赤い糸で繋いでいます。本人が通っていた学校と思われますが、過去の記憶を扱っているようです。
西村卓也(芸術計画学科卒)の作品はデジタル加工した写真です。画面左側のお花畑?には、花にまぎれて人の目や口が咲いています。
ふじもとひとみ(文芸学科卒)の作品はソフトクリームを模したオブジェと、ソフトクリームを手にしたときの内面を吐露した文の組み合わせです。
みおつくし(芸術計画学科卒)の作品は、白塗りしたギターにペンでドローイングしたものです。ドローイングは何かよく分からない奇妙な生物のようです。
横地香樹の作品はデジタルプリントしたイラストレーションと絵画の2点組作品です。何故か左のイラストの子供に抱えられた鮭の頭の部分がコピーされて、右の絵の下の方に貼られています。不思議な味わいの作品です。
大橋勝(映像学科教員)の作品は、剥き出しのブラウン管とジャンクパーツ、コードのコンバインです。ブラウン管の表面にはSMPTEカラーバーがペイントされています。
会場風景
最終日(9月4日)午後5時よりクロージング・パーティを行います。 会費¥500 (1dronk+お菓子)
9月10日(土)から9月25日(日)には、出品者が一部入れ替わり Part2を開催します。あわせてご覧いただければ幸いです。
展覧会名:「再」展
会場:ギャラリー流流
会期:2011年8月20日(土)から9月4日(日) 午前11時より午後7時まで 水曜日休廊
大阪市阿倍野区丸山通1-2-2
電話:06-6656-8184
地下鉄谷町線あべの駅より徒歩8分
地下鉄御堂筋線/JR天王寺駅、近鉄あべの橋駅より徒歩13分
ギャラリーHP http://ru-pe.com
スタッフブログ http://nikkiruru.exblog.jp
アクセス http://ru-pe.com/www/pages/g-ac.htm
投稿:大橋勝先生(映像学科)