2009年7月7日

さすがに七夕オタクはいない!?

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 みなさん、短冊に願い事をいっぱい書いて、自分だけ願いを叶えてもらおうなんて考えていませんか?

 7月7日は一年のうちのたった一日だけ、織姫と彦星が天の川を渡って会うことを許された特別な日。皆さんも、夜空を見上げて二人の再会を願いませんか?
 

 今年の七夕はなんと『満月』!午後9時頃には南東の空に丸い月が明るく輝いているはず。そこから少し左、東の空を見上げるといくつか星が見えます。
 その中でも特に明るい2つの星が『織姫星』と『彦星』です。少し北にあって高いところで輝いているのが『織姫星』南東寄りに少し低いところにあるのが『彦星』です。2つの間には天の川が綺麗に流れているはずなんですが、街灯と月明かりで見ることはできないかもしれません。果たして今夜無事に二人は出会えるのでしょうか?
 
 二人の再会よりも、あの二人の願いを欲張って書いてしまいました…。織姫さん、彦星さん、ごめんなさい!
  
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 ところで「七夕オタク」っているんでしょうかね?総合体育館ギャラリーは毎年恒例のいろんなヲタクたちの作品が集まった『ヲタク展’09』が8日(水)まで絶賛開催中です!
 
『ヲタク展』はついに今年で4年目。総合体育館ギャラリーの全フロアで総勢37名のオタクたちの作品が一堂に並んでいます!
 

 

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 今回の『ヲタク展』は『私立ヲタク学園』と題して、ギャラリーを4つのクラスに分けて、「自分は○○オタクだ」という生徒のメッセージが込められた作品を展示。

 メンバーは全員4年生で構成されていて、『もう一つの卒業制作展』としてヲタク学園の生徒たちは意気込んでいます♪♪

 
この『ヲタク展』、実は意外に男性参加者よりも女性参加者が多いそうです!

 最近ではマンガやアニメ・ゲームといった狭い意味のオタクだけでなく、健康オタクや料理オタク、スポーツオタクなど、オタクという文化が広がりを見せています。

 今や誰もがオタク意識を持っていて、もはや男女問わず普通の日本人の姿になっています。

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 学園の生徒たちをまとめる生徒会長的な役割を担う林翔子さん(デザイン学科4年)にお話を伺いました。

「先輩方がこれまで代々開催してくれたおかげで、私たちも好きなように作品制作ができて、こうして観てもらえる機会ができました。学園ではいつも楽しく明るく、ヲタクと聞くと偏見の目で見られるけど、そういった見方を変えて楽しく見てもらいたいです」
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 音楽学科准教授であり、自称、私立ヲタク学園学長でもある市川衛先生にもお話を伺いました。

「『ヲタク展』は毎年開催しなければいけないというわけでなく、自然発生的に開催していけばいいと思っています。干渉せずにすべて学生自身に任せることで、卒業制作展ではできないことをここで爆発させて欲しいです。ヲタク学園の生徒たちは宝物です!」
 

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 『ヲタク展』はメンバーが作品を作って楽しむだけではなく、観に来てくれるお客さんにも楽しんでもらって『みんなで楽しむ』がコンセプト。
 
 どうすれば観に来てくれた人を楽しませることができるか?そこで、アンケートを『成績表』と見立て評価してもらい、その声をいち早くキャッチしてすぐに展示会に反映させています。作品の見出しやポスターなど、毎日少しずつ違う形になっていて、多くのリピーターを呼んでいます。すでに4回も来てくれたという人もいるそうです。
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 「俺は○○に興味がある!」「私は○○が好き!」そう思っている人は、みんなこの学園の生徒です!

 明日が最終日、でも皆さん、授業には遅れずに出席しないとダメですよ!!

ヲタク展 『私立ヲタク学園』
総合体育館ギャラリー、ガーデンギャラリーにて
7月8日(水)15:30まで