2008年4月16日

河内家菊水丸先生、初講義

たくさんの新聞、ニュースなどの本日付けの記事で紹介されていましたが、今年度、客員教授に就任された河内家菊水丸先生の初講義が昨日(15日)ありました。
河内家菊水丸 さてとこ 河内音頭
今年度菊水丸先生にご担当いただくのは「日本文化史」という授業です。先生いわく「この12回の講義を受ければ皆さんの将来が見えてくるような授業にしていきたいし、この授業を通じていろんなもの世の中に発信していきたいとと思っています。そのためのいくつかの仕掛けを考えています。」とのことでした。一体どんな仕掛けなのか?楽しみです。
河内家菊水丸先生 さてとこ 河内音頭
先生が盆踊りの櫓(やぐら)に立って河内音頭を歌われた回数は昨年夏、小学6年生の時の初櫓から数えて9000(櫓)を超えたそうです。毎年、盆踊りのシーズンに突入する前(6月)に盆踊りツアーの「出陣式」が恒例で行われているそうです。そこで、先生が考えられている「仕掛け」のひとつ、「ポスター制作課題」の全容が昨日の講義で明らかにされました。
河内家菊水丸 さてとこ 河内音頭
昨年度の出陣式のポスターのコピーとポスターデザイン課題の要項が配布され、詳しい説明がありました。「自分でデザインすることが苦手な方は、美術学科やデザイン学科などそれを得意とする人に頼んでつくってもらっても構いません。どんなイメージでつくりたいのかをしっかり伝え、信頼するデザイナーを調達する、これもプロデューサーの仕事です。」そんなこともおっしゃって、「育むべき『人脈』」の重要性についてもふれていらっしゃいました。
河内家菊水丸 さてとこ 河内音頭
なんとこのポスター制作課題、グランプリをとった学生にビッグな特典が設けられています。賞はNGK(なんばグランド花月)で発表があり、グランプリ受賞者には菊水丸先生がじきじきに吉本興業の社屋を案内して回ってくれる「よしもと見学ツアー」が用意されているそうです。「名刺を作ってきていただいても結構です、社内で出会う人出会う人すべて私が紹介し、案内してまわります」とのことで、就職活動で芸能関係の業界を考えている学生にとっては「とってもおいし」特典です。

またこれとは別に授業の仕掛けとして「芸能プロデュース」という面からも芸能活動の現場に来てもらうことがあるかもしれませんとおっしゃっていました。先生の「表現者もプロデューサーでなくてはいけない、いや、表現者こそプロデューサーでなければいけない」という言葉が印象的でした。他にどんな仕掛けが展開していくのか。ワクワクするような授業風景でした。

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