今日は入学式でした。朝、8:30にはもう正面入り口の前でお待ちになっている方もいらっしゃいました。今年も式典の会場は大阪中之島フェスティバルホールです。私は舞台に上がることはありませんが、客席側にいて「大阪が世界に誇れるホール」として出色している臨場感を毎回感じることができます。フェスティバルホールを象徴する深紅のシート、2700席が新入生、保護者の方々と教員で埋まりました。
恒例の雅楽の舞でスタートした式典。放送学科教授の平野啓子先生の司会での進行です。
学長の式辞では、大学生活での心構えのお話とギリシャ神話に出てくるピグマリオン王の話、カモメのジョナサンの話がありました。「夢を描くことの大切さ」と「向上心を維持すること」のお話は、新入学生だけでなくどんな人にも刺激になる自己啓発だなぁとあらためて感じました。
式典の後半、オケピットが上昇し少し会場がどよめきました。校歌の演奏です。
この後、閉式となり15分の休憩を挟んで記念演奏会となりました。 記念演奏会の始まりは大阪芸術大学のチアリーダーズによるパフォーマンスでした。
フェスティバルホールの顔である”金色に輝く竹のトンネル”を表した緞帳「らん・ら・らん」の前で大阪芸術大学の応援歌に合わせてのチアの踊りが披露されました。
記念演奏会の3階席からの様子
卒業生による声楽独唱
1958年(昭和33年)に誕生したフェスティバルホールも今年(2008年)秋には閉館される予定となっています。新・フェスティバルホールは2013年に完成の予定です。ちょうど一年前の4月にこの再開発構想が発表されたので、今の状態のフェスティバルホールが今年最後であることは多くの方がご存知です。来場された新入生の皆さん、保護者の方々はどのような思いでお席につかれていたのだろう、そんなことを考えながら会場を後にされる方を見送りました。
音響の良さは世界的にも評価が高く、世界に名だたる芸術家たちを招き、歴史に残る舞台となったフェスティバルホール。
大学の入学式を二度経験される方はそう多くはありません。今年度入学された方がたとえ二度目の入学式を経験されることになっても、フェスティバルホールで行われた今日の入学式は2つの意味で「最初で最後の入学式」となります。心に残る入学式になったことを祈っております。
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