実はちょうど一週間前の9月18日で大阪芸術大学ブログは立ち上げから365日を経過しました。ということで一週間遅れですが「誕生祝い」を行いマース!といっても、ケーキのロウソクを吹き消すようなパーティーではありませんが。
●おかげさまで「大阪芸術大学ブログが1周年を迎えました展」 |
実はちょうど一週間前の9月18日で大阪芸術大学ブログは立ち上げから365日を経過しました。ということで一週間遅れですが「誕生祝い」を行いマース!といっても、ケーキのロウソクを吹き消すようなパーティーではありませんが。
●おかげさまで「大阪芸術大学ブログが1周年を迎えました展」 |
14日のブログでお伝えした「展Factory」が今、開催中です。在校生の皆さんなら、もうご覧になった方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、受験を考えている方々など学外の方も是非この機会にお越しください。 |
今日は「寄席」のお知らせです。「寄席」、わかりますよね?落語です。ドラマ「タイガー&ドラゴン」(脚本:宮藤官九郎)で落語のファンになったという方もきっと多いはず。 開口一番は「桂 佐ん吉」さん。そのすぐ後に、芸術計画学科を卒業し大学院も修了された「旭堂南湖」さんが『誕生日』という講談を聴かせてくれます。仲入りを挟んで映像学科ご卒業の「桂こごろう」さんの『動物園』というお話、美術学科ご卒業の「笑福亭 生喬」さんの『竹の水仙』というお話が続きます。 また仲入り前は特別出演として「笑福亭 松喬」さんが高座に上がられます。お話は『お楽しみ』。それこそ「楽しみ」です。落語研究会の方々は必ず行くように! ●「生喬・こごろう・南湖 卒業生の会」 |
本日、「Pa-ssage」というwebサイトをようやくオープンすることができました。 「精力的に活動する大阪芸術大学の学生を、同じ学生の目線で取材し、『人としての魅力』にカツジノチカラで迫ってゆく」、そんなメディアを目指しています、と代表の三浦大輔さんはおっしゃっています。コンセプトは「他のジャンルで活躍する学生をこのメディアを通じて知ってもらい、自らの新たな可能性を見出してほしい」というものです。 「何かしたい!けれど何をしていいかわからない」そんな2年生に先輩の声を届けることができれば。先輩は大学2年生のときに何を考え、何をしてきたか。今思えば、何をしてきたら良かったと思うか。メッセージを受け取って感化されて欲しい。何かをカタチにしようと動き出してほしい。学科や学年を超えて大阪芸術大学の学生を知ってほしい。そんな在校生スタッフの方々の思いで制作されています。 このメディアのアイデアははじめフリーペーパー(紙面)でつくってみたい、というものでした。しかしどこまでのコンテンツを盛り込み、どの程度のクオリティで、どの程度の間隔で刊行できるかなど課題が山積していました。単なる思い付きのアイデアで終わらせるのではなく、きちんと形にしてほしい、そう願っていました。肝は「在校生だけで作る」というところなのです。学業の合間にどこまで制作できるのか?取材は?編集はどうするのか?紙面のデザインは?web制作は?正直、はじめは不安材料が多かったように記憶しています。その後、一つずつ課題を解決してやっと今回のリリースに漕ぎ着けました。
制作を担当してくれているのは「EartH」という在校生のチームです。文芸学科の在校生が中心になり、写真学科のスタッフ、エディトリアルデザイン、webデザインをしてくれるデザイン学科のスタッフで構成されています。「Pa-ssage」はキックオフされたばかりでまだまだ荒削りな部分もあるかと思いますが、これからの彼らの成長をこのサイトの発展とともに見守っていただければと思います。 ・山下智博さん(芸術計画学科 卒業) |
西天満のGallery wks.で、7月28日(月)?8月9日(土)まで開催中の岡村 基展『日常から妄想へ・・・』に行ってきました。岡村 基さんは、本学工芸学科陶芸コースを2007年に卒業後、大学院芸術研究科に入学され、現在、芸術制作 陶芸専攻の2年生です。 岡村さんに今回の展覧会のコンセプトなどをお聞きしました。例えば、街のお店で見掛ける天井で丸出しになっている配管などにとても興味があるそうです。いったいどこから来ているのだろう、そしてどこへ続いているのだろう・・・。そうして、想像(妄想)の世界は広がっていきます。今回は、マンションの11階にあるGallery wks.での展覧会ですので、自分の部屋(日常)をイメージしたそうです。まず、入口を入ると玄関ともいうべき場所には、靴がたくさん並んでいます。その靴の裏には都市cityが生まれていたり、配管pipeと靴が合体していたり・・・そして、玄関には、ゴミ袋もあったりします。あき缶を口いっぱいに含んだ胃袋のようにも見えます。 次に家といえば、「トイレ」です(笑)。トイレから排泄物のような手あるいは、手のような排泄物?が溢れ出し、増殖し、成長し、壁を登って、一体どこへと向かうのでしょうか? No.4 排泄物は、パイプを通りながれ流れて、めぐり巡って、また自分の元に戻ってくるかもしれません。食物連鎖のような輪廻のような・・・そうして都市『stomach city』,『worm city』が生まれてくる。日常の『カップ』の中にもお気に入りの『justinの帽子』にも「都市city」が生まれていました。 岡村さんは自分の部屋にいるのが大好きだとのことで、今回の部屋にもくつろぐ「自分」がいました。 いたるところにパイプが見え隠れしている感じで、思わず覗きたくなるような衝動に駆られたり、どこに続いているのだろうと想像してみたり、まんまと岡村ワールドの罠にはまってしまう気がします。優しい色調は釉薬とは思えないきれいなパステルカラーです。そんな暖かく優しい雰囲気のせいか、まるで絵本の中にいるような錯覚におちいります。部屋の特徴を最大限に生かして、塀を乗り越えようとしている『逃げる男』や『ぶちぎれgirl』など絵本の登場人物と同じ空間にいるような不思議な感覚をおぼえます。このままクレイの絵本ができそうですねと話したところ「そういえば、小さな時からいつも絵本が身近にありました。今でも絵本はとても好きです。図書館でも絵本をよく見ます。」とのことでした。やはり幼い頃の体験はとても重要だなと改めて感じました。 岡村さんは、東京出身なのに関西の大学に来られたのですねとお聞きしたら「陶芸に興味があったので、陶芸なら関西で、大阪芸術大学が良いと思いました。」と嬉しい答えが返ってきました。 残り少ない会期となってしまいましたが、皆さんも是非、岡村さんの優しく懐かしい想像(妄想)の世界へ暑い日常からワープしてください。 No.2 –No.6 Photo by渡辺直人/大阪芸術大学 芸術計画学科 講師 岡村 基 展 日常から妄想へ… OKAMURA MOTO exhibition 投稿者:図書館事務室 |