図書館から投稿していただきました!
昨年末に開催された卒業生の展覧会の報告です!
西天満のO Gallery eyes で田岡和也 さん(本学美術学科 2005年卒業)の展覧会が2009年12月14日(月)~ 26日(土) 開催されました。今回の展覧会は、このギャラリーのディレ クター唐木満 さん(本学美術学科卒業 2008年5月 6日の ブログ で紹介)の企画による田岡和也 さんと山本恵さんお二 人のドローイング展です。
田岡和也 さんは、1983年、香川県生まれ。2005年に本学美術学科卒業後、2006年 大阪のラジオ局FM802主催のアーティスト発掘プロジェクト「digmeoutアーティスト オーディション 」に通過し、話題になりました。その後も Design Tshirts Store Graniph のTシャツ デザインや日産自動車WINGROAD、NTT docomo × Meets Regionalのアートワーク制作。また、hair salon BONNEY、東山保育園、飲食店等の多くの壁画を制作。現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2008」に出品(2008年7月26日ブログ で紹介)。ロサンゼルス、韓国 利川でのEXHIBITIONに出品する等、絵画作品を中心に展覧会、雑誌、広告で活動中です。
defragmentation 09-03 79.0×111.0cm ケント紙に色鉛筆、水彩 2009
今回は、ドローイング展と限定されての依頼なので、ケント 紙に色鉛筆と水彩で描かれていました。多少の素材や手法の違いはあっても美しい色彩の心地よい躍動感は健在です。色鉛筆と水彩のドローイングは、より身近に自然な息遣いが感じられます。田岡和也 さんは、日記を書くように絵を描いているそうです。日常目にしたことや触れたこと、まちをぶらぶらして、気になった景色を眼と写真に留め、記憶の断片を呼び起こしつつ、一枚の絵に昇華させているそうです。子供さんや奥さんというご家族も登場する等日常そのものが絵=ドローイングとなっています。だからこそ、田岡和也 さんの描く世界からは、自然体で自由な心地よさを感じるのかもしれません。
defragmentation 09-03 79.0×111.0cm ケント紙に色鉛筆、水彩 2009
そして、作品のテーマとしての循環 を強く感じます。「今は小さな循環が、やがて大きな循環になり、社会を変化させる事もあるのではないか・・・」田岡和也 さんのメッセージが心に響きます。 recycleは、壁一面を彩る大作ですが、搬入の際にギャラリーで作品を切って、壁面にコラージュしていったとのことでした。色々な方向から描かれている田岡和也 さんならではの手法で、とても面白い試みだと思いました。また今後の新たな展開にも繋がる可能性を感じました。
recycle 179.0×276.0cm ケント紙に色鉛筆、水彩 2009
hair salon BONNEY wall painting 2008 また、最近は、よく壁画を描いておられるとのことで、その 作業風景をご紹介します。足場を組んで、さながら工事現場のようですが、背中からもその真剣さが伝わります。 そんな作品のひとつに保育園の壁画があります。きれいな壁画に彩られた保育園は、とても楽しそうです。愛と夢がいっぱいですね。元気な子供たちの明るい笑い声が聞こえてきそうです。
そして、田岡和也さんから嬉しい最新情報が届きました! 株式会社PRAIRIE DOG × KAZUYA TAOKA プロダクトのデザインを担当させて頂きました。フランス・パリで開催される国際インテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」 株式会社PRAIRIE DOG ブースにて発表・展示されます。
東山保育園 wall painting 2009 フランス MAISON & OBJET:2010年1月22日 ~ 26日 PRAIRIE DOG (ホール2 C82 / ホール6 H101) MAISON & OBJET PARIShttp://www.maison-objet.com/
1/31 ~2/4 アメリカ:New York International Gift Fair 2010 http://www.nyigf.com/Home.aspx
2/2 ~ 2/5 日本:東京インターナショナルギフトショー2010春 (於)東京ビッグサイトhttp://www.giftshow.co.jp/tigs/69tigs/index.htm
2/12 ~ 2/16 ドイツ:Ambiente 2010http://ambiente.messefrankfurt.com/frankfurt/en/besucher/ willkommen.html以上の会場を巡回いたします。ものすごく楽しみです。
株式会社PRAIRIE DOG http://www.prairiedog.co.jp/
本当に楽しみですね!「今年もパワフルに制作に励もうと思います。」という田岡和也 さんの言葉通り、頼もしい
2010年1月25日
1月17日の日曜日、大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科4年生4名と3年生1名、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科2年生3名が、小学館出張編集部に作品を持ち込みました。
小学館出張編集部が設置されたのは大阪市西区の京セラドーム大阪で開催された『次世代ワールドホビーフェア’10 』のゲーム&ホビー会場。
8名の学生たちの持ち込み先は『少年サンデー』ブース。今回は同誌の人気連載漫画『ハヤテのごとく』に出てくる白皇学院をモデルにした“少年サンデー漫画エリート学院Z”の生徒指導室で添削会が行われました。
学生たちは午後2時から順次、副編集長やデスクの方たちに添削指導をして頂きました。中には少年サンデーが毎月行っている新人まんが賞『まんがカレッジ』に投稿するように勧められた学生もおり、日頃の成果を十分に発揮してくれました。
また、今回は残念ながらいい結果に繋がらなかった学生も、次に役立つ貴重なアドバイスを頂くことができ、充実した一日になりました。
投稿者:キャラクター造形学科・林日出夫准教授
2009年12月17日
11月22日(日)、JR京橋駅前の京阪京橋商店街で、関西の芸術系大学・専門学校の学生が腕を競い合うウォール・アート・フェスティバル (主催:京阪京橋商店街振興組合)が開催されました。
今回のイベントは同商店街振興組合が町おこしの一環で募集した、京橋の思い出やPRを詠んだユーモア川柳の中から、厳正なる審査で選ばれた十数点の受賞作を、約100メートルの壁画に漫画で表現するというものです。
大阪芸術大学 からは池本衣里 さん、方山貴絵 さん、駒井亜弥 さん(キャラクター造形学科4年)と片岡摩衣子 さん、秦友希 さん、濱岡真未 さん、山口未月 さん(キャラクター造形学科2年)の7名。大阪芸術大学短期大学部 からはデザイン美術学科2年生2名と1年生2名、大阪美術専門学校 芸術研究科漫画コース3人とキャラクター造形学科卒業生1名を加えた計15名が大阪芸術大学グループ として参加しました。
前日に各校の先生方が下絵を描き、当日朝10時から先生方の指示の元、 学生たちがイメージした色を塗って漫画を完成させていきました。いわば先生と学生とのコラボ作品です★☆ 完成した壁画は京阪京橋駅付近の高架下で見ることができます!! 京橋の名物スポットなので、迷ったら地元の人に聞いて見て下さいね。
投稿者:林日出夫(キャラクター造形学科准教授)