現在、大阪芸術大学スカイキャンパスにて、「8Kエマージングテクノロジー展」を開催中です!!
みなさん、「8K」ってどんな映像かご存知でしょうか?
デジタルデータの動画・画像は、点の集まりでできており、同じ面積でも点を細かく詰め込むほど、きめ細かになります。
従来の映像画質は、大きく分けると以下のようになっています。
「SD」
Standard Definition(標準解像度)の略。
アナログ放送の画質相当。
720×480ピクセル、約35万画素。
「HD(ハイビジョン)」
High Definition Video(高精細度ビデオ)の略。
1280×720ピクセル以上、約92万画素以上。
一般的なものは、地上デジタル放送の1440×1080ピクセル。
「フルHD(フルハイビジョン)」=「2K」
HDの中での最高画質で、1920×1080ピクセル、約200万画素。
※2Kの「K」は「キロ」という意味で、幅が約2000ピクセルの画質という意味。
「4K」
フルハイビジョンの4倍の画質。
3840×2160ピクセル、約800万画素。
そしてなんと、「8K」はフルハイビジョンの16倍の画質で、7680×4320ピクセル、約3300万画素にもなる、超高精細映像なんです!!
スーパーハイビジョンと呼ばれていて、2018年には実用放送が開始される予定です。
しかし、その実像は、国際放送機器展などでの検証映像でしか一般には公開されていません。
今回の展覧会では、多くの可能性を秘めた”8K映像で何ができるのか?”をテーマに、大学としては世界初の8Kコンテンツ水中映像を発表し、その全貌を一般公開しています!
会場には、フルハイビジョン映像、4K映像、8K映像が上映されており、それぞれを比較することができます。
フルハイビジョンの映像は、自宅のテレビ画面で見る分には綺麗だと思いますが、大きなモニターに映すとどうしても粒子感が目立ってしまいます。
しかし、4Kになるとその粒子感はほとんどなくなります!
展示されているのは、パナソニックの98インチ液晶ディスプレイ。
実際に近づいてご覧いただくと、その美しさが体感できますよ!!
そして!こちらが8Kの映像です!!
JVCケンウッドの大型スクリーンで投影しています。
…と言っても、写真では全くその精細さが伝わらないので、こちらも実際に会場でご覧ください!
4Kを見た時点では充分だと感じましたが、8Kを見てから再び4Kを見ると…やっぱり全然違います。
会場にいらっしゃった写真学科准教授の赤木正和先生に、8K映像がどれくらいすごいのかお聞きしたところ、
例えば、超高層ビルの屋上から地上を撮影しても人物一人ひとりの顔まで認識することができ、防犯カメラとして使用することもできるくらい、鮮明なんだそうです!
会場には8K映像から切り出してオフセット印刷で出力した、プリントの展示も行われています。
先ほど、8Kは3300万画素くらいだとお話しましたが、これはデジタル一眼レフで撮影した画像と変わりません!!
普通、映像から静止画を切り出すと、どうしても荒い画質になってしまうのですが、8K映像から切り出したプリントはいかがでしょうか…?
こちらも必見の展示です。
また、撮影使用機材や関連放送機器も展示されています!
展示は、13日(水)まで。
さらに、9日(土)11:00~と、10日(日)13:00~/15:00~の計3回、「大阪芸術大学写真学科准教授 赤木正和による公開講義」も行います。
今、最も注目されている8K映像に迫る展覧会を、お見逃しなく!!!
投稿:島田(企画広報部事務室)