今日は、七夕★
七夕伝説は中国から伝わったもので、織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)の伝説と、裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)の行事とが混ざりあって伝わったものといわれています。
織女(織姫)と牽牛(彦星)は夫婦で、仕事をせずに遊んでばかりいたので、天帝によって引き裂かれてしまい、1年に一度、7月7日の夜だけ天の川を渡って合うことが許されました。
2人は七夕の夜に会えるのを楽しみにして、天の川の両岸で瞬いている…というお話。
日本では、短冊に願い事を書いて笹に飾るのが一般的で、とてもロマンチックな伝説ですよね。
みなさんは願い事、書きましたか…?
さて、今日のブログは、七夕にも負けないロマンチックなイベントの話題をお伝えします!!
昨日・7月6日(水)から、大阪・中之島にある堂島リバーフォーラムにて、「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ABC創立65周年記念 アートアクアリウム展~大阪・金魚の艶~&ナイトアクアリウム Supported by 大阪芸術大学グループ」が開催されています!
アートアクアリウム展は、2007年に東京・六本木ヒルズで熱帯魚による画期的な展覧会を世界で初めて開催して以降、毎年新作を発表し続け、今年で10周年を迎えました。
2016年は「アートアクアリウム誕生10周年記念祭」と銘打って、東京と大阪での同時開催と、金沢21世紀美術館での開催、3つの「アートアクアリウム 金魚シリーズ」が開かれます!!
「アートアクアリウム展 大阪」は、アートアクアリウム誕生10周年に加えて、ABC朝日放送創立65周年もダブルで記念して開催し、大阪芸術大学グループはこのイベントに特別協賛をしています。
堂島リバーフォーラムは、アートアクアリウム史上最大級規模の屋内会場!
200平米にもおよぶスペースに、”宇宙”をテーマにした空間が広がっています。
そしてなんと、9月中旬に開催予定の金沢21世紀美術館での展示では、大阪芸術大学の学生たちが考案したアートアクアリウムの作品が展示されることになっています!
大阪会場開催前日の5日(火)、アートアクアリウムアーティストの木村英智さんが、参加学生たちにギャラリートークを交えながら、アートアクアリウムについてご教授いただきました。
木村さんは、アートアクアリウムという分野を確立させ、アクアリウム(水生生物の飼育設備)を用いたアートとして有料展覧会を開く唯一の存在です。
展覧会におけるインテリア、ライティング、映像、音楽、空間構成も自らデザイン・監修されており、また、観賞魚業界でも稀な小売・卸・シッパー(運送)の3分野全てを経験されています。
さらにはアートアクアリウムの中に観賞魚を思うように泳がせることができる知識や、長期間生体管理する技術も持っていらっしゃいます!
ギャラリートークでは、展示されている作品を鑑賞しながら、金魚の見せ方についてお話いただきました。
こちらは、「リフレクトリウム」という作品で、凹レンズや凸レンズ、二重レンズなど、さまざまな見え方のレンズをアクアリウムに施しています。
中に泳ぐ金魚が大きく見えたり、小さく見えたり、歪んで見えたりと、なんとも不思議な世界が演出されています。
「金魚品評」という作品。
水面が波立たない円形の水盤を優雅に泳ぐ金魚の様子を、上から楽しむ作品です。
木村さんは、「みなさんが金魚を見る時、水槽の横から見ることが多いと思いますが、金魚を品評する時には上から見るので、”金魚品評”という作品になっています。また、僕は金魚をアート作品として表現しているので、普段は金魚の種類を明記することはしませんが、この作品に限っては、品評に則って金魚の種類も書いています。」と教えてくださいました!
そして、「カレイドリウム3D」というこの作品!
六面体の万華鏡として立体的に再現した作品で、金魚が泳ぐ姿が、まるで万華鏡のようにキラキラと見えます!
会場のラスト部分に飾られているのが、「水戯の舞台」です!
中央の「花魁」という作品は、約1000匹の金魚が泳ぐ1.5m四方の金魚鉢!!
江戸の遊郭を表現しているそうで、乱舞する金魚は花魁とそれを目指す女たちを、金魚鉢はその中でしか生きることのできない世界を意味しているのだそう。
とても艶やかな作品ですね。
学生たちは、木村さんの話を聞きながら、作品を食い入るように鑑賞していました。
会場を出たあとは質疑応答の時間も設けられました。
参加者に意気込みを聞いてみると、「木村さんの世界観を壊さないよう、大阪芸大生ならではのアイディアを掛け合わせて、いい作品が作れるようにがんばります!」とのことでした。
金沢での展示が、楽しみですね♪
「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ABC創立65周年記念
アートアクアリウム展~大阪・金魚の艶~&ナイトアクアリウム
Supported by 大阪芸術大学グループ」
日時:7月6日(水)~9月5日(月)
会場:堂島リバーフォーラム
開催時間は日によって異なります。
詳しくは>>コチラ(外部サイト)
投稿:島田(企画広報部事務室)