2017年12月7日

学生がつくる展覧会!

大阪府立江之子島文化芸術創造センターでは現在、「20世紀の写真芸術 学生がつくる大阪新美術館・enocoのコレクション展」が開催されています!
大阪新美術館(大阪市)と江之子島文化芸術創造センター(大阪府)が共同で主催しているこの展覧会は、大阪市と大阪府それぞれが収集してきた写真作品のコレクションの中から、厳選された100点あまりを展示。
写真文化の原点とその歴史の豊かな多様性が紹介されています。

そして、この展覧会は、芸術にかかわる仕事に興味のある大学生がインターンとして参加するワークショップの一環として実施されています!!
大阪芸術大学からは、美術学科3年生の瀨﨑彩乃さん、芸術計画学科3年生の原田桃望さん、そして大学院生の小西伯宗さんの3名が参加!

本学では、学芸員の資格が取得できる「学芸員課程」が開講されており、希望する学生は、学芸員に必要な知識や技術を学ぶことができます!(芸術計画学科に限っては、学科のカリキュラムで資格取得ができるようになっています!※2017年度現在)
学芸員は「博物館法」という法律で定められた専門的職員のことで、博物館において展示する資料を収集したり、調査研究を行ったり、教育的配慮に基づいて展示をしたりするのが主な仕事。
今回参加した3名の学生も、大学で学芸員の勉強をしているそうです。

展示のテーマを決めたり、コレクションの中から作品を選んだり、実際の展示作業にも参加。
展覧会づくりを実践的に学びました!
また、関連イベント「ピンホールカメラでとってみよう!」という企画は、小西さんのアイディアで実施されることになったそうです!

 

今日は、3人から今回のインターンに参加した感想をお聞きしましたので、ご紹介します!!
 

瀨﨑彩乃さん(美術学科3年生)
以前から展覧会などのアートイベントの企画、運営に興味があって、今回のインターンシップのお話があったときには「これだ!」と、すぐに応募しました。
展示テーマを決めて、膨大な作品の中から展示する作品を選ぶのも一苦労でしたが、学芸員の方、プロの業者の方のお力を借りながら、自身が目指す展示をつくることができました。
本当に貴重な経験をさせていただきました。
 

原田桃望さん(芸術計画学科3年生)
私は芸術計画学科で展覧会に関する授業も受けて来ましたが、実際に展覧会を主体的に企画実行する事はありませんでした。
このインターンでは展覧会やそれに関連するイベントを実際に企画する事、貴重な大阪府、大阪市のコレクションを扱わせていただけた事など貴重な体験出来ました。
 

小西伯宗さん(写真学科卒業・大学院博士課程在籍)
大学時に学芸員資格を取得し、大学院に入学後、この企画を知り参加することとなりました。
実際の作品を用いての展示作業やワークショップの企画と実行等、良い経験を得られました。
この経験を、今後生かすことが出来ればと考えています。
 

大学でも「博物館実習」といった実践的な授業も展開されてはいるのですが、やはり大学の外で本格的な展覧会に携わることは、ひと味もふた味も違った経験になった模様!!
展覧会は、今月16日(土)まで開催されていますので、ぜひご覧ください!!
 

「20世紀の写真芸術 学生がつくる大阪新美術館・enocoのコレクション展」
2017年11月22日(水)~12月16日(土)11:00~19:00(月曜休館)
江之子島文化芸術創造センター(enoco)4階・ルーム1、2
入場無料

 

投稿:島田(企画広報部事務室)