今日のブログは、昨年12月に行われた特別講義の話題!
大阪府府民文化部長 岡本圭司さんが大阪芸術大学にお越しになり、特別講義「都市魅力創出プロデュース ~街の魅力をどう作るか~」が開かれました。
岡本さんは、大阪府の文化事業の推進に貢献され、都市におけるさまざまなプロデュース活動をしてこられました。
携わられたイベントの中には、「おおさかカンヴァス」や「大阪・光の饗宴」、「御堂筋ランウェイ」など大阪芸術大学の学生たちが参加したイベントもたくさんあります。
講義では、実例を交えながら、都市における文化プロデュースについて紹介されました。
岡本さんが話されたことで特に印象に残ったのは、「イベントにはストーリーがある」という話。
例えば、イベントで著名人をゲストに招くということは多々見受けられますが、何の関連性もなくゲストを呼ぶことはなかなか難しいそう。
そのイベントになぜそのゲストが必要なのか、それにはきちんとしたストーリーがあるから成り立つのだそうです。
昨年11月にご紹介した「御堂筋ランウェイ」(>>ブログ記事)では、陸上男子400メートルリレーメダリストである4名の選手たちが御堂筋を駆け抜けるといった演出や、写真家・映画監督の蜷川実花さん、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんなどがパフォーマーとして登場されました。
その演出も、もちろん岡本さんがきちんと筋道を立てて計画し、実現したことなんですね。
また、都市における文化プロデュースにおいて重要なのは、「その”まち”をリスペクトすること」「歴史を学んだ上で新しいものを注入すること」だと話された岡本さん。
無機質な都市にぬくもりを与えるためには、やはり”芸術”が大きな力になるそうです。
投稿:島田(企画広報部事務室)