2017年1月17日

学生オリジナル文芸作品が読める!「南瓜糖」

今日は、学生に教えてもらった自主制作冊子をご紹介します!

それがこちら、「南瓜糖(なんきんどう)」という同人雑誌です。

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※同人雑誌…いわゆる同人誌は、最近では漫画やアニメなどの二次創作冊子という印象が強いかも知れませんが、
元々は文学などによる創作(オリジナル)の著述分野に始まったものなんですよ。

文学、小説、俳句、短歌の同好の士が発表の場を求めて自費で雑誌を刊行したものを指していて、明治時代から存在していたそうです。
名作と呼ばれる文芸作品の中には、同人雑誌で発表して広まったものもたくさんあります。

この「南瓜糖」を制作しているのは、「文芸実験室」という団体です!
文芸学科の学生を中心に2016年4月に発足し、現在は映像学科や放送学科など、さまざまな学科の学生約20名が参加しています。
月に1回のペースで発行しており、こちらの1月号で9冊目になるそうですよ!

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掲載している作品は、純文学から、童話、詩、短歌など、幅広いオリジナル文芸作品。
また、美術学科、デザイン学科、キャラクター造形学科などの学生が表紙や挿絵を手がけており、芸大生の魅力がぎゅーっと詰まった1冊になっています!

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私も雑誌をいただいたので、久しぶりに小説を読みました。
短編作品を集めており、中には1000文字程度の超短編もあったのですが、短い物語の中にぎゅっと詰まったメッセージに、なんだかとっても心が温かくなりました。
読書には色んな効果がありますよね。
語彙力や文章力がアップするだけでなく、自分が知らなかった世界を知ることができたり、想像力を養ったり…
ストレス解消やコミュニケーション能力の向上に役立つこともあるらしいですよ。

部長を務めている、文芸学科3年生の義若優人さんにお話を伺いました!

●活動を始めたきっかけは?
文芸学科は、他の学科に比べてイベントが少ないので、みんなで何かやりたいと思い、発足しました。
当初はメンバーが3人だけだったんですが、徐々に広まって現在の人数になりました。

●雑誌はどこで手に入るの?
大阪芸術大学図書館や、カフェTree文芸学科の合同研究室などで無料配布しています。
今では、事前に予約をしてくれる人もいるんです。

●今後の展望は?
今は学生作品のみの内容ですが、いつか卒業生や先生方の作品も掲載できたらと思っています。
また、文芸作品を募って「大阪芸大賞」を決める…なんていうものも、企画してみたいです。

今後ますます活躍を見せてくれそうな予感!!!
みなさんも、ぜひご覧になってみてください。
中には、将来名作になる作品も掲載されているかも…!?

投稿:島田(企画広報部事務室)