2009年10月6日

アートプログラム『土に遊ぶまち』

 10月3日(土)からなんばパークスで大阪芸術大学環境デザイン学科、芸術計画学科によるアートプログラム「土に遊ぶまち」が開催されています。
 今回、教務課特派員が、早速レポートに行ってまいりました。
 難波や天王寺が一望できます!!
 パークスホール内に展示されている難波~天王寺の200分の1の巨大模型。
 
 いつも歩いている身近なところを鳥になった気分で空から見ることができます。
 通天閣周辺ってこんな風になっているんですね!!
 注目していただきたいところはまず、高層ビルの屋上に植えられている樹。
 なんばパークス・パークスガーデンには巨大ショッピングモールと屋外に植えられた数々の植物がうまく調和しています。大阪市内のビル街にもこのようなオアシスがもっとたくさんあったならきっと体もこころも安らぐでしょう。
 
 そして、市内をつなぐ道路の街路樹。街路樹を増やすことによって増える木陰がこどもたちの遊ぶ姿を取り戻し、誰もが歩きたくなるような四季を感じられる魅力的な街になるはず・・・。
 小さい子どもたちも興味が持てますよ★☆
 最後は、路面電車です。巨大模型内の難波~天王寺間を路面電車が走っています。このエリアには、天王寺公園、新世界、通天閣、日本橋という大阪の観光スポットがあります。車窓からこれらの場所がゆったりと眺められたら…。はじめて大阪を訪れた人も、毎日その場所を通る人も素敵な時間を過ごすことができますよね。



 続いて8階特設会場の隠れ家へ
 
 そこには、芸大のキャンパス内に植えられている孟宋竹(もうそうちく)を使った隠れ家が設置されています。
 子どもの頃、だれもが作った秘密基地。みんなで秘密基地の中に色とりどりの砂で染める街をつくろうというワークショップも行われています。
 好きな色を色付けして秘密基地へ・・・
 7階のパークスホールの受付にて、白砂に色をつけます。みなさん思い思いに色づけしてください。それを持って8階秘密基地へ向かい、秘密基地内へ自分で作った色砂ブロックを置きます。
 最終日まで時間があるので最後にどんな秘密基地ができるのか楽しみです!
 ぜひ参加して秘密基地の制作者の一員になってください。

小さい頃に秘密基地に憧れました☆★

 初日の10月3日(土)には、「なんばパークス植物探検ツアー」と題して、環境デザイン学科の松久喜樹先生の案内で、パークス内に植えられている植物や造園の工夫などを紹介するツアーも行われました!
 
 また、模型の上を会場に、環境デザイン学科の福原成雄先生司会、学科長の若生謙二先生らをパネリストに「土に遊ぶまち」シンポジウムも行われ、学生たちによるプレゼンテーションや、大阪のまちの未来についてディスカッションが繰り広げられました。この模様は後日、OUA-TV NEWSで紹介しますのでお楽しみに!
 先生方によるシンポジウムも行われました!!
 なんばパークスアートプログラムも今回で6回目。
 今回も芸術計画学科の谷先生の率いる芸術計画学科学生によるなんばパークスプロジェクトチーム「ComarT」によるプロデュースです。
 
 タッグを組んだのは、芸大の環境の精鋭集団、環境デザイン学科の学生たち。
 
 「環境デザイン」と聞くと、高校生のみなさんにとっては具体的なイメージをすることがちょっと難しい学科かもしれませんね。
 「環境」と聞いてもなんだか漠然とした感じでしょうか?
 「環境デザインって・・・・土を掘り起こす?計算して地図を描く?細かい模型作る?無理―!!」
 なんて、身構えなくてもよいのです。意識を向けるのはまずは皆さん