このブログをスタートしてから早いもので7ヶ月が経ちました。「ブログ見てますっ!」「毎日必ず見てます!」、そんな声がとてもうれしくて俄然ヤル気モードです。先日もある記事に対して「ドキュメンタリー作品を作りたいのでもっと詳しい情報を教えてほしい」と在校生が入試課を訪ねてくれました。「多くの方々に徐々に浸透していってるんだなぁ」そんな風に実感できるシーンが増えてきました。ご愛読ありがとうございます。
今日は、そんな中でも卒業生からいただいたコメントを紹介させていただきたいと思います。 連絡をいただいたのは、クリエイティブディレクターをされている南口俊樹さんです。 第36回宣伝会議賞(宣伝会議)協賛企業賞「アサヒスーパードライ スタイニー 雑誌」(1999年3月)をはじめ、京都広告賞、業界紙広告賞など、数多くの受賞暦をお持ちの方です。 南口さんは現在、広告、プロモーションツールの企画・制作、VI、ブランド戦略の立案、商品企画、ネーミング、パッケージデザイン、書籍の企画、装丁デザイン、編集、発行、美術作品の企画・制作など様々なお仕事を手掛ける「ファーブル企画室」(大阪市鶴見区)の代表をされています。 (ちなみに「ファーブル企画室」にはコピーライターの方やアートディレクターの方がおいでになるそうですが、コピーライターの葦田由美さんは、浪速短期大学【現・大阪芸術大学短期大学部】ご出身の方だそうです。)
南口さんに現在のお仕事の話や在学中の思い出などコメントをいただきました。 —————————————————————————- ●fabre8710について fabre8710(ファーブル芸術事務所)は、2004年7月、コマーシャルギャラリーとしてオープン。今後活躍が期待できるであろう若手・新人アーティストを中心にマネージメントおよび作品のディーリングを行っています。これまでペインティング、ドローイング、写真、インスタレーション、ビデオアート、コミュニケーションアート、パフォーマンスなど、さまざまな形態の作品やプロジェクトの展示を行ってきました。またギャラリー内だけでなくギャラリー外でのプロジェクトなども企画・実施しています。さらに、アーティストブックやマルチプルの出版も行い、より細やかな作家プロモーションを心掛け、海外へも活躍の場を広げています。
●fabre8710立ち上げの経緯 ギャラリー立ち上げの経緯は、私(南口俊樹)がクリエイターのかたわら現代アート作品を制作・発表をはじめたところ、作品制作だけでなくプロモーションすることのおもしろさを感じ(クリエイターだからでしょうか)、また、だれかにマネージメントしてもらえたらすごく助かると感じたこともあって、ギャラリストという立場を選ぶことになりました。弊廊の取り扱い作家は、私がギャラリーをはじめた時期と同時またはそれ以降にアーティスト活動をはじめている作家を基本に、たとえ不器用でもアートのフォーマットにおさまらない作家を積極的にプロモーションしています。
fabre8710(ファーブル芸術事務所) 大阪市鶴見区放出東3-6-25-105 〒538-0044 TEL.06-6968-8535 FAX.06-6968-5141 URL http://www.fabre8710.com
●在学中の思い出 在学時は、さまざまな分野の表現をめざす友人、先輩・後輩や、先生、職員の方々と交流を持てたことがいま考えてみれば大きな財産です。勉強だけでなく、そこで出会うさまざまなことが、ものづくりの血となり肉となった感じです。文芸学科の卒業論文をご指導いただいていた教授から文体をほめられ、コピーライターをめざしてみてはどうか、と、アドバイスいただいたことをいまでも憶えています。卒業後、ふまじめなじぶんを立て直さなければとの思いもあって、文章を書く仕事に就くにしてもビジネスの環境のなかで文章を書いてみたいと思い、選択肢のひとつとしてあったコピーライターの道へと進みました。まったくの素人からはじめたコマーシャルギャラリーの運営に、今でも右往左往していますが、マネージメントする作家のプロモーション、作品などのテキストをまとめたり、ビジュアル展開を考えることにおきましても、コピーライターで培ったコンセプトワーク、文章表現のスキルは、ものすごく役に立っています。 ★南口さんは現在、KAB(関西アートビート)で展覧会レビューも担当されているそうです。http://www.kansaiartbeat.com ★個人ブログ「南口ブログ俊樹」 http://toshikimin.exblog.jp —————————————————————————- 今日のブログは是非、たくさんの在校生に読んでもらえるとうれしいです。4年生になった方、3年生になった方など卒業後の進路について考える機会が多くなっている皆さんへのメッセージが込められているようで。というのも南口さんからいただいたメールの中に次のようなお言葉があったからです。 『夢を実現することはたいへんですが、 いつまでも夢のある大学であってほしいと考えております。』 ・・・グっときました。
●お知らせ fabre8710では、19日(土)から新しい展覧会がはじまります。
末むつみ「エニープラン/ANY PLAN」 2008年4月19日(土)→5月24日(土) 12:00→19:00 日・月・祝休 *オープニングレセプション:4月19日(土)18:00?20:00
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