2008年2月12日

今年の文芸学科の卒展は一味違います。

卒業制作展 文芸学科

卒業制作展 文芸学科 

卒業制作展 文芸学科

卒業制作展 文芸学科

卒業制作展 文芸学科

12号館下のキャッチコピーの書かれた案内板。
ひとつ読んでみて、フムフム・・・。
2メートルほど先にある次の案内板にはなんて書いてあるのだろう?と歩みを進める。フムフム・・・。
またまた次の案内板は、どんなことが書かれているんだろう?・・・
「ザル」と「棒切れ」と「ヒモ」でつくる原始的な罠につかまる小鳥のように、気付けば22号館に導かれていきます。
そう、そこは文芸学科の研究室がある建物です。

もちろんこの本丸である22号館でも卒業制作作品の展示が行われていますが、今年の文芸学科の卒業制作展は画期的です。この22号館をはじめて飛び出し、総合体育館ギャラリーのエントランス部分で優秀作品の選抜展が行われています。

学内に掲示されているポスターも本格的で一味違うでしょ?毎年、22号館の中だけで行われるひっそりした展示を脱したい、そんな4年生の声を受けデザイン学科の大学院生が一肌脱ぎました。
(選抜展会場にある代表者の方の挨拶文がグッときますよ。)

ダンボールでディスプレイされた会場には選抜された15作品が展示されています。画期的なのが『お持ち帰りOK』というところです。さらっと立ち読みして、その後持って帰ってゆっくり読むことができます。中には「現在増刷中」の案内を出している人気作品もありました。私は秋田早織さんの作品『大阪感情線、内回り。』という作品(学科賞)をいただいて帰りました。
ゆっくり読んでみます。

ひとつひとつの文芸作品の表紙風のイメージパネルも丁寧に作りこまれており、作品のイメージが視覚的に飛び込んできます。書店の「今月の新刊」コーナーのように「ちょっと読んでみよっかなぁー」って感じでタイトルと装丁デザインであれこれ誘惑される感じが新鮮です。

欲を言えば、会場におしゃれなソファーとストーブがあってホッコリしながら読めたらいいですね。来年は是非、学内の喫茶室で実施できれば申し分ないのですが。

総合体育館には美術、デザイン、工芸、写真など造形分野の学科の展示が多い中、メディア系の学科として唯一展示を行っている感じが凛とした印象を与えてくれます。是非会場にお立ち寄りください。

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