「フレスコ画」ってご存知ですか?どんなものかは、知らなくても名前ぐらいは聞いたことがあるという方はいらっしゃるのではないでしょうか? |
「フレスコ画」ってご存知ですか?どんなものかは、知らなくても名前ぐらいは聞いたことがあるという方はいらっしゃるのではないでしょうか? |
今、学部生は夏休み入っていますが、通信教育部生はスクーリングの真っ最中です!
暑い中、毎日限られた時間の中で、たくさんの課題をこなしています。
生涯教育として学習している人、資格取得のため学習している人など目的はさまざまですが、
普段、自宅で一人で通信学習している学生にとって、スクーリングは先生や友達と交流できる
唯一の時間でもあります。
今日は、美術学科のスクーリングの風景を撮影してきました。
これは、1回生の絵画表現研究という授業で、グラビア雑誌を使っての表現方法にチャレンジ
されてました。
みんな、集中して取り組んでおられます。
下の写真は、4回生の制作研究演習(具象)です。
学生の中には、ママもいます。ママは子供と一緒に登校し、学内にある託児所に預けて
教室へ!離れるとき、泣いてしまう子もいますが・・・。優しい先生や友達と遊んでいると
いつのまにか笑顔に!!さて、今日は何を作っているのかな?
通信教育部生の中には、遠方から来られている方もいて、数日、ホテルなどでの生活を余儀なくされます。
いつもと違う環境での生活や学習は精神的、肉体的にも大変だと思います。
でも、なんとか卒業まで頑張ってくださいね!
現在、堂島ホテルで開催中の「ART OSAKA 2008」に行ってきました。 通常、ゲストルームとなっている8階から11階の客室を現代アートのギャラリーとして転換して催されるこのイベント。なんだこのイイ感じは! 会場では在校生や卒業生、先生方など大阪芸術大学の関係者の姿をたくさん見かけました。もちろんギャラリーの代表者、作家としても卒業生たちが活躍しています。 1002号室「ギャラリーアルテ」にて田岡和也さん(美術学科卒業)。田岡さんは今回、ホテルの一室がギャラリーになるということでベッドカバーを新たに制作されました。とても鮮やかな色彩は客室の雰囲気をパッと楽しく明るくしています。 「ギャラリー風」が出展している1110号室では、大野勇介さん(美術学科卒業)とお会いできました。この1110号室には大阪美術専門学校卒業の秦孝仁さんの作品を見ることもできました。 大阪美術専門学校卒業つながりで、1106号室「ギャラリーアウトオブプレイス」の森村誠さんの作品もコンセプチュアルで面白い作品でした。辞書の全ページからすべての『Z』の文字をカッターで切りとり小瓶の中に封印した作品<the Oxford Sleeping Pill>。オクッスフォード睡眠薬ってことですね。また誤配されたトーマスさん宛の手紙を受け取ったのをキッカケに制作された「トーマスを探せ」というシリーズもありました。観光用の市街地図の中の「t」「h」「o」「m」「a」「s」の文字だけを残してそれ以外の文字を白い修正液を使って消していく作品です。バスタブの中には、映像作品があり実際にヨーロッパの町で「トーマスさん知りませんか?」と人々に聞いて回る様子を収めたものです。 大阪美術専門学校を卒業し本学・大学院芸術制作研究科も修了した田中朝子さんは、817号室「ノマル・プロジェクトスペース」で作品を出品されています。 他にもたくさんの卒業生が出品されていましたが、私が一番印象に残ったのは908号室「Yoshiaki Inoue Gallery」の岡本啓さんの作品でした。岡本さんの作品を実物で見たのは初めてでした。この908号室ではバスルームはすべて岡本さんの作品です。ただただ美しい・・・。 ガラスのような透明感に感じる「綺麗だ」と、「リキッド感」と言えばいいのでしょうか流線の造形に感じる「綺麗だ」、そして色鮮やかな華を眺めるときの「綺麗だ」が同時に押し寄せてくる感じ。まんまと岡本さんの「綺麗ワールド」に引き込まれていきました。バスルームだけに、「美しさに浸る」という感じ、でしょうか。 この「アート大阪2008」、本当にいいアートイベントです。大阪のアートがこんなにお洒落でカッコイイものだと感じさせてくれる環境。はじめて見させていただきましたが、もっともっとたくさんの人にこのイベントを知って欲しいと強く思いました。特に今の在校生。この空間では「作品が売れていくこと」がどんなシーンなのかをリアルに見ることができます。自分が作家として生きていくために(「食っていくために」というと生々しいですが)、作家になった未来の自分をイメージして一部屋一部屋をじっくり見て欲しいですね。 ●「アート大阪2008」 |
朝、大学に到着し、9時の時点ですでに気温は高く、このままいくとどこまで暑くなるのか心配でした。大阪の本日の最高気温36.2℃。とにかく暑い。そんな中、今年度2回目のキャンパス見学会が行われました。 また今年度の「芸T」にも新色が登場です。 今日は、工芸学科、舞台芸術学科、美術学科、キャラクター造形学科、音楽学科を駆け足で見てきました。まず、ガラス工芸コース。 次は芸術劇場へ。 美術学科では実習室が解放されており、普段制作の現場となっている21号館は実習制作の作品がたくさん展示されています。また、入試対策講座として人物画着彩の指導も行われていました。 |
今回は期待の卒業生を紹介します。名前は池西朝美さんです。 今年3月に美術学科油画コースを卒業したばかりの方です。今回、現代美術センターでの個展が決まりました。現代美術センターでは画歴がないと個展はなかなかさせてもらえないそうなのですが、画歴が全くない池西さんの作品を現代美術センターの人が見て即展覧会を行うことが決まったのだそうです。 その池西さんに少し話を伺いました。 池西さんは見た目とても明るそうな感じの方なのですが、話を聞くと「話すのが苦手なんです」と少しはずかしそうに答えてくれました。池西さんは「絵をつくるという感じで描いています。学生時代から絵を描くということに専念していて、大学はアトリエであって、大学の授業を受けているという感覚はあまりありませんでした」ということでした。 そばで話を聞いていた先生は「この子はキャンバスと会話をしていて、会話のいいところで絵を描いているんですよ」とおっしゃっていました。 また、学生生活で良かったなと思うことは何ですか?の質問には「美術学科のすばらしい先生方に出会えたことが本当によかったです」と切々と答えてくれました。美術学科で指導する教員の方々と学生との信頼関係が在学中に大きく築かれていたのだなと感心しました。 お話が苦手なのにたくさんのコメント本当にありがとうございました。 池西さんの展覧会は6月30日から始まります。ぜひ現代美術センターに足を運んで見て下さい。今後の活躍を期待しております! |