2013年4月30日

フィギュアアーツコース始動!「フィギュア制作論」

この春から新設された舞台芸術学科のポピュラーダンスコースキャラクター造形学科のフィギュアアーツコース
先週は、ポピュラーダンスコースの様子をご紹介しました。
少しでも新コースの雰囲気がみなさんに伝わったでしょうか?
今日は引き続き、フィギュアアーツコースの様子を紹介しますね!!

キャラクター造形学科には、漫画、アニメ、ゲーム、そしてフィギュアアーツコースの4つのコースがあります。
でも、1年生から各コースに分かれる訳ではなく、実際に講義や実習を体験しながら各自の進路を決めていくことができます。
今年度は、学科に約190名の学生たちが入学。
最初からフィギュアアーツコースに入る!と決めている学生もいれば、これから授業を受けていく中で考えるという子もいるようです!

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今年度から新たに開講した1年次生履修科目の「フィギュア制作論」という授業では、フィギュアや食玩等の各種模型を製作する海洋堂の宮脇修一先生を筆頭に、泉博道先生がフィギュアの世界背景を、若島康弘先生が制作技術を学生たちに伝える講義となっています。
私がお邪魔した時は、泉先生が授業を担当されていました。
授業では、フィギュアの歴史にまつわる話が紹介されました。

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そして、今日学生たちに出された課題がとってもユニークでした!
紀元前のインドの人たちは、悟りを得た仏陀の超越した人格を「人間の姿で表すことは出来ない」として、各種の象徴物に置き換えて表したそうです。
その姿は多くの経典に説かれていて、必ずしも統一されていません。
そんな「阿弥陀如来」の姿を、経典に記された32の言葉から想像し、描き起こしてみよう、というのが今回の課題でした!

私も描いてみようと思いましたが、これがとても難しい!
「足幅が広く、丸みをもっている」「手足の指の先に水掻きのような膜がある」「牛のように睫が長く美しい」…
32の要素全てを取り入れることは難しいですし、かと言ってどこを特徴と捉えるのか、想像力が必要です。
でも、受講している学生たちは、思い思いの阿弥陀如来像をイメージして、どんどんペンを進めていました!
さすが現役の学生たち、普段から色んなキャラクターの姿を頭の中でも思い描いているんだなぁと感じました。

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実際にフィギュアアーツの実習が始まるのは2年生から
この1年は、基礎を固めて、フィギュアに関する知識を蓄える年になりそうです。
これからの動きに、期待ですね!!

投稿:島田(OUA-TV)

 


2013年4月27日

瀧本晋作展 (大学院修士課程修了06卒) 番画廊

瀧本晋作展さん(大学院修士課程修了06卒)の個展が、昨年9月24日から29日まで、ギャラリー番画廊にて行われました。

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ギャラリー空間には、ピカソのキュビズム彫刻やジョナサン・ボロフスキーのインスタレーション作品を彷彿とする人物イメージの彫刻が数体展示してありました。現代において彫刻の素材の多様性は当然でありますが、この人物像を構成しているのは、PPパネル(プラスチックダンボール)という素材です。この素材はホームセンターなどで手に入れられる安価で身近な素材で、特に彫刻作品用の素材ではありません。現在のアート作品は、私達の身近な日用品などで造形や彫刻が制作されています。

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この素材は大理石や樹木や鉄など長期間に渡る耐久性はなく、野外にも適しているとは思えません。また、素材そのものの崇高性とは異なる複製で大量生産された工業製品なのです。このような素材を人型の部位にカッターナイフ等で切断し、互いに嵌め込みながら立体化していくように作られています。あたかも簡易なおもちゃのような制作方法が見えます。

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そのような素材と方法で制作された人型彫刻ですが、表面が青色の作品の横に同じ構造をしている非常に小さな作品がならべられています。1つは2mを越える像であり1つは手のひらに乗るような大きさです。彫刻の要素として大きさは重要です。まず自らの体の大きさが基本となり、その比較で作品の印象も変わります。私の体よりはるかに大きなイメージからは尊厳や恐怖などの感情が沸き、小さければいとおしさやあいらしさが生まれてくると思います。現実に在る彫刻は常に私の体との関係で享受していくものです。
 
安価で弱弱しい素材と構造で制作されたこの「現代人」に、私達は何を見る事ができるのでしょうか。
       
           
                    

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室
 


2013年4月26日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

Still0426_00000.jpgみなさん、今日からインテックス大阪で「食博」が始まりました!食博は、4年に1度開催される日本最大級の食のイベントです。
このイベントには、本学放送学科の学生たちが、ビジョン中継で参加。また、ブースを設けて大学資料の配布を行ったり、キャラクター造形学科の学生たちが似顔絵を描くコーナーも展開されています!
今年のゴールデンウィークは是非、会場に足を運んでみてください。
食博の模様は後日、大阪芸大テレビとブログで改めてご紹介しますね!

Still0426_00003.jpgさて、今週の大阪芸大テレビは、「なんばパークスアートプログラムVol.9 ボーダーレスのゆくえ」の話題からお伝えします。
以前、芸術計画学科の卒業生からの投稿ブログでもご紹介しましたよね。
このイベントは、大阪芸術大学となんばパークスを運営する南海都市創造株式会社が行っている産学協同事業の一つ。
毎回、芸術計画学科がプロデュースして行っており、今回で9回目となります。
一体どんな展示なんでしょうか、是非番組でご覧ください!

Still0426_00002.jpg続いてご紹介するのは、「新入生歓迎祭」特集!
芸大では毎年、新入生の入学を祝う新歓祭が開催されています。
様々なサークルやクラブが自分たちの活動を紹介するこの新歓祭、今年もとっても盛り上がりました。
今回はその模様を放送学科の東里紗さんがリポートしてくれました!
とっても楽しそうですよー!

 

 

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!
また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
4月26日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:45から

4月27日(土)
テレビ和歌山 22:45から
 


2013年4月25日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

こんにちは!ラジオ大阪(OBC1314)にて毎週木曜日に絶賛放送中の「大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-」にてアシスタントパーソナリティを務めている康本光です!

先週、久しぶりに大阪芸大のキャンパスへ行く機会がありました!放送学科の棟に行くと、顔も名前もわからない後輩が挨拶をしてくれてすごく嬉しかったです!やはりコミュニケーションは挨拶からですよね!放送学科の卒業生らしく、挨拶、そして言葉の大切さを再認識した一日になりました!

P1060274.JPGでは、今日の聴きどころのご紹介です!毎回豪華なゲストをお迎えして、メインパーソナリティの塚本先生と楽しいトークを繰り広げる『ゲストの扉』のコーナー!

今回のゲストは先週に引き続き、大阪芸術大学デザイン学科出身のイラストレーター、『シャック三原』さんです!

大学卒業後、週刊「プレイボーイ」や「日刊ゲンダイ」などの全国誌にてプロデビューされたシャック三原さん。エディターのレナード・コレンが書いた外国人向け日本ガイド『283 Useful Ideas from Japan』の全ページのイラストを担当し、その名は世界に知れ渡り、現在でも様々な雑誌や番組で幅広く活躍されていらっしゃいます!
今回もそんなシャック三原さんが、これまで描いてこられたイラストを実際に見ながら、楽しくトークをしています!

P1060283.JPG先週のオンエアで、三原さんはPOSCA(ポスカ)を使ってイラストを描いていることがわかりましたね!画材は種類もたくさんあれば、使い方も人それぞれ・・・絵を描く方も、自分にあった画材を探して色々とチャレンジしてみてもいいかもしれませんね!
今回は、実際にお仕事をはじめてからのことや、プロとしてお仕事をする秘訣をお聞きしました!イラストの完成度、そして時間との勝負でもある厳しいプロの世界。イラストレーターを目指す人はもちろんのこと、芸術面でお仕事を頑張りたい方は是非、オンエアをお聞きください!

P1060292.JPGそして、今日のプレゼントは!

今回ゲストに来てくれた、イラストレーターの『シャック三原』さんがお描きになったコミックス 『悪魔に魂を売った男 ヘルメッツ』 を、直筆のサイン入りで1名様にさしあげます!
プレゼントの応募方法は、今日の放送を要チェックです!プレゼントのご応募、お待ちしています!

今日もラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から放送!アート情報もりだくさんの30分でお送りします!展開が見逃せないラジオドラマ劇場テアトル山田のコーナーもお聞き逃しなく!
 


2013年4月24日

共同制作アニメ「ガロン」

みなさん、突然ですが、「魔神ガロン」という漫画をご存知ですか?
漫画家・手塚治虫先生の作品で、月刊漫画誌「冒険王」に1959年から62年まで連載されていました。
手塚先生と言えば、「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」などの作品でも有名ですよね!

なんとこの度、大阪芸術大学は、「魔神ガロン」を元に、手塚プロダクションと共同でアニメガロン」を制作しました!
この映像は、これからキャラクター造形学科アニメーションコースのオリジナル教材として使用されます。
日本を代表するアニメプロダクションで作られた作品の制作過程を、本学の教室でそのまま追体験できるという画期的なものです。

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アニメーションというのは、動いているキャラクターや背景などの絵、それに当てた声・効果音、BGMとして流れる音楽などの様々な素材を組み合わせて制作されています。
でも、その素材をバラバラにして見ることはなかなかできません。
アニメ制作を志す学生たちにとっては、是が非でも見てみたい部分だと思いませんか?
そこで制作されたのが、この「ガロン」なんです!
素材をバラバラにして見ることができるのは勿論、映像と音の組み合わせを変えたり、カットを変えたり増やしたり、自由にアレンジをすることも可能!
今後、学生がアレンジを加えた作品を発表する場も設けられます。

アニメーションは、セリフや表情を一つ変えるだけでも、作品の味ががらりと変わります。
その奥深さを、実際に自分の手で感じてみて欲しいですね。

アニメ「ガロン」は、4月27日(土)から5月14日(火)に手塚治虫記念館において一般上映されます!
また、これに先立って学内映画館で先行試写会を行っています!
作品上映の他、プロデューサーを務めるキャラクター造形学科教授の高橋良輔先生のミニ解説もあり。
上映は明日25日(木)までです。
学生・教職員のみなさん、是非会場に足を運んでみてください!!

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>>共同制作アニメ「ガロン」詳細

投稿:島田(OUA-TV)